「平成31年度国の施策に対する重点提案・要望」に係る政府予算案の措置状況について【速報版】

発表日：平成30年12月21日

総合企画部政策企画課

千葉県では、平成30年6月に「平成31年度国の施策に対する重点提案・要望」を公表後、国の施策に反映されるよう、提案・要望活動を行ってきました。

これらの提案・要望事項について、平成30年12月21日に閣議決定された政府予算案における主な措置状況をお知らせします。

重点提案・要望に対する主な措置状況について

成田国際空港の整備について

東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたCIQエリア※1の機能向上のための施設整備をはじめ、庁舎耐震対策、航空保安施設の老朽化更新等について、国直轄事業費として81億円（㉚52億円）の決定がありました。

CIQエリアの機能向上、空港会社による高速離脱誘導路の整備や第3ターミナルの能力増強などにより、一層の増加が見込まれる訪日外国人旅行者への対応等に向け、成田空港の更なる機能拡充が図られることが期待されます。

※1：CIQ：Customs（税関）、Immigration（入管）、Quarantine（検疫、動・植物検疫）の略。

首都圏中央連絡自動車道の整備について

「効率的な物流ネットワークの強化」として、3,699億円の内数（㉚2,283億円の内数）との決定がありました。

圏央道（大栄・横芝間）の2024年度の開通※2に向けて、着実な事業の進捗が期待されます。

※2：用地取得等が順調な場合

学校施設の整備の推進について

児童生徒の学習・生活の場であり、災害時には地域住民の避難所としても使用される学校施設について、耐震化、防災機能の強化、老朽化対策の推進等、「公立学校施設の安全対策・防災機能の強化等の推進」として1,608億円（㉚682億円）の決定※3がありました。

※3：（参考）平成30年度第1次補正予算　　　985億円

第2次補正予算（案）372億円

子どもたちの安全が確保されるとともに、地域住民にとっても安心して暮らせる環境の整備が推進されることが期待されます。

介護人材の確保・定着対策の推進について

介護人材の参入促進、労働環境・処遇の改善、資質の向上を図るための「地域医療介護総合確保基金による総合的・計画的な介護人材確保の推進（社会保障の充実）」82億円（㉚60億円）の内数や、外国人介護人材が介護現場で円滑に就労・定着できるよう学習環境の整備や介護業務に関する相談支援等を行うための「外国人介護人材の受入環境の整備等」11億円（㉚2.7億円）など、「福祉・介護人材確保対策等の推進」として351億円（㉚314億円）の決定がありました。

今後、増加が見込まれる外国人介護人材の受入れを含め、喫緊の課題である介護人材の確保・定着が図られることが期待されます。