300人以上の事業所の取組事例7(保険業)
事業所概要
事業所名
富国生命保険相互会社
千葉ニュータウン本社
所在地
印西市
業種
保険業
取組事例
1.障害者雇用までの経緯・きっかけ
- ハローワークからの行政指導もあり、平成20年に社内に障がい者雇用を考えるプロジェクトチームを設立。そこに障害者就業・生活支援センターも加わり、本格的な採用計画を展開したことがきっかけ。
2.障害のある人が従事している主な業務
- 全国から送付されてくる保険関係書類の原本受付。
- 受付書類チェック。
- 各種請求書類のレポートシェルターへの取り込み。
- 生活保護法29条に基づく公的機関からの契約調査照会、回答。
3.障害のある人を受け入れる体制を整えるために行った取組や、周りの従業員への理解促進のために行っている取組
【従業員を対象に障がいのある人へのサポートに関する理解を深める研修やツールの配布】
- DVDを利用した「心のバリアフリー研修」を実施、障がいのある人との接し方など基礎知識を深める。
- 障がいなどの特性や場面、状況に応じて柔軟に対応できるよう「バリアフリー・ガイドブック」を作成し、全従業員に配布した。
【障がいのある人への雇用環境の整備】
- 障がいのある人を雇用する際、入社前の人に対する就労体験、業務上の課題に加え、障がいへの配慮事項を確認するための上司と本人との面談や、社外就労支援センター等との連携による定着支援等を実施し、より良い環境作りにつなげている。
- 様々な障がいを持った人が健常者と同じ職場で働いていることが、会社の障がい者雇用の特徴となっている。
4.障害のある人の雇用継続のために行っている取組や、障害のある人の働く意欲を維持するために行っている取組
- 障がいの内容に応じた勤務時間帯の選択制(業務スタッフは9時00分~16時00分、9時30分~16時30分、10時00分~17時00分の中から選択)。
- 障がいの内容に応じた業務の振り分け(主に知的障がい・発達障がいのある人は業務サポートとして判断業務を有しない作業中心)。
- 障害者就業・生活支援センターと協力し、定着支援や定期面談(相談)を実施。
- 自然災害時や公共交通機関の麻痺などは、早帰り措置を取るなどの対応。
- 平成30年4月より、障がいのある人の雇用職制について制度改正を行い、給与等の見直し、無期雇用化、評定制度を導入するなどの処遇改善を実施。
5.障害のある人を雇用する上で連携した支援機関と、支援機関を活用して良かった点
連携した支援機関
活用して良かった点
【被支援者】
- 直接仕事には関係ない人間関係(家族や友人)についても相談できることから、考え込んで業務に支障をきたすことのないよう的確なアドバイスがもらえる。
- 長く関わってもらえることで、多方面にわたって相談しやすい環境にある。
【企業】
- 中立の立場として企業と家族との橋渡しをしてもらえることで、相互理解を得ることができる。
- 豊富な経験値から対応方法など適切なアドバイスをもらうことができる。
取組事例(PDF:964KB)
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