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更新日:令和4(2022)年7月14日

ページ番号:11041

障害のある人は、仕事ができないと思い込んでいるのは健常者

「笑顔いっぱい!フレンドリーオフィス」認定された皆さまからの声

笑顔いっぱい!フレンドリーオフィスロゴマーク

(~ヒアリング調査から~)

障害のある人を「雇用したきっかけ」と「思い」、雇用を考えている事業所への「メッセージ」を中心に伺いました。

株式会社浦安清運常務取締役加納眞利子様
(平成20年10月25日認定認定番号第50号)

雇用のきっかけ

加納眞利子常務取締役加納常務取締役は、もともと、別のところでボランティア活動をしていた経緯がありました。障害のある人を、10年以上前から雇用していますが、法定雇用率のためだけに雇用しているものではないとのこと。

フレンドリーオフィス認定時、身体に障害がある人を1名雇用していましたが、定年後も継続雇用し今年9月に16年間勤務し退職いたしました。

知的障害のある人の雇用のきっかけは、特別支援学校からの直接雇用で「何人か職場実習に来た際に、『彼なら大丈夫と現場の声を聞き』、雇用したものです。」と加納常務。彼は、就労し今年で10年目になります。主な業務内容は、リサイクル品であるビン、缶、ペットボトルの分別ラインのうち、ペットボトルラインを担当。ペットボトルラインでは、キャップ付きボトルの選別とキャップ外しを行っています。今では、きちんと作業をこなしているとのこと。

雇用後の視察から

「最初は、どうしたらよいか分からなかったので、できそうな作業をさせてみました。他の事業所では、どのような形で雇用しているのか視察に行きました。」と障害のある人を多数雇用している株式会社東豊さんを視察。

そこで、加納常務は、「障害のある人が行う網戸の張替え作業を見てきたのですが、あの微妙な加減を必要とすることを、ものの5分くらいで張り替えてしまったその能力にとても驚かされました。株式会社東豊さんから、雇用に際しては、『何人かを雇用し、競い合わせることで、作業能力が上がる。』ということを聞きました。障害のある人も競争心があるので、競い合わせると良いのではないかと思いました。私もそうでしたが、雇用する側は、ここまでしかできないと思い込んでいます。『障害のある人が、できないと思い込んでいるのは健常者』であると思います。また、親御さんが一番できないと思い込んでいるという話も聞いたこともあります。」と語りました。

思いとメッセージ

これから障害のある人を雇用する事業所さんにおかれましては、「障害のある人は、何ができるかということを決め付けない。」、「何人かを雇用し、競い合わせる。」ことも、彼らの能力を発揮させる工夫であると思います。今後雇用するときは、何人かを雇用した方が良いと思うと同時に、当社の課題でもあります。

当社でも、今後は、ビンや缶のラインでの作業をしてもらうことを積極的に検討していきたいと考えています。

職場実習については、受入れ可能で、今年9年ぶりに2件の受入れを実施いたしました。特別支援学校の先生に伺ったところ、「雇用してもらっているので、すぐには申し訳なくてお願いしづらい。」とのことでした。職場実習のご希望の際はご連絡をください。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部産業人材課障害者就労支援班

電話番号:043-223-2756

ファックス番号:043-221-3730

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