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更新日:令和7(2025)年7月30日
ページ番号:792710
発表日:令和7年7月30日
農林水産部千葉県立農業大学校
スマート農業技術は作業の省力化や栽培環境の最適化に効果があり、今後広く普及を図る必要があることから、農業大学校では、農学科1年生の農業機械実習カリキュラムの一環として、スマート農業機械の実演体験を実施しております。
今年度は、ロボットトラクターやオートコンバインなどの操作体験や、農薬散布用ドローンの実演見学を行います。
最新機械の実演もありますので、メディアの皆様も是非この機会に御覧ください。
日時 令和7年8月6日(水曜日)午前9時30分から午後3時40分(昼食休憩正午から午後1時まで)
場所 県立農業大学校機械化研修科ほ場(千葉県緑区大膳野町1055)
参加者 県立農業大学校農学科学生 32名
講師 ヤンマーアグリジャパン株式会社関東甲信越支社社員 10名
午前9時30分から午前9時40分 オリエンテーション
午前9時40分から午後3時30分 スマート農業機械の実演及び体験
午後3時30分から午後3時40分 総括説明
学生が4班に分かれ、各種スマート農業機械の操作体験や実演見学をします。
【操作体験及び実演見学を行うスマート農業機械一覧 ※( )内は今回扱う機種の発売年度】
操作体験
実演の見学
※操作体験は、学生全員がすべてのスマート農業機械を体験します。
※ラジコン草刈機は、傾斜度45°の急斜面を遠隔で操作できる機種を体験します。
学生がスマート農業の基本的な知識や技術を習得できるよう、農業機械実習の一環で、スマート農業機器メーカーに委託し、最新の機器の実演・操作体験を行う。
また、スマート農業機器を整備し、農場実習等の中で実演・研修を行う。
操作体験
実演機器
農業用ドローンを使用する際に必要な知識を得るために、航空法や安全使用に関する知識を学び、また、シミュレーターによる操作実習を行い基本的な操作技術を学ぶ研修会を開催(農業者及び本校学生(農学科2年生)対象)。
トマトなどの農作物に最適な生育環境を自動的に整える統合環境制御ハウスを整備。
令和4年度からトマト、パプリカの栽培を行い、ハウスを活用したスマート農業の実習を実施。
牛に着けたセンサーで行動をリアルタイムに管理し、発情や疾病等の兆候を「見える化」するシステムを導入。
センサーの付いた首輪を乳牛4頭及び和牛2頭に装着し、牛の状況をスマートフォンで随時把握。
和牛2頭の出産に際しては、出産の前兆をとらえることに活用。
果樹園の下草など、自動で草刈りを行う除草ロボットを導入。
従来の機械を用いた除草作業と本機を用いた除草とのコスト比較を行い、導入効果を検証。
位置情報と自動操舵技術の組み合わせにより、耕耘や畝たて作業が未経験者でも精密に実施できる。
効率的に多くの学生が技術習得をするために農場実習等で活用。
食味及び収量センサーを備えた多機能なコンバインを使用し、水稲や麦の収穫実習において食味や収量を自動計測。
米袋、重量野菜の持ち上げや運搬作業など身体への負担を低減できるアシストスーツを導入。
重量物の運搬時における身体への負荷低減効果を実習で体感。
スマートフォンに接続した測定器を指にはめ、測定器により果実を振動させることで、高精度かつ非破壊で果実硬度を測定でき、果実の「食べごろ」や「取りごろ」の予測や、果実の内部の状況確認を実施。
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