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更新日:令和5(2023)年11月16日

ページ番号:8792

畜産総合研究センターの最近の出来事

当センターを会場として開催された最近の出来事について紹介します。

令和5年度千葉県学校農業クラブ連盟家畜審査競技会(乳牛の部)

  • 開催日:令和5年6月16日
  • 連携責任校:千葉県立安房拓心高等学校
  • 出場選手:32名(3校)

家畜の審査は、牛の外貌の観察により、泌乳能力、繁殖能力、強健性等の経済能力を総合的に評価し、家畜の改良を進めていくための重要な技術です。この競技会は、学校の授業や農業クラブ活動を通して学んだ家畜審査の技術を競うものです。
今年は県内3校(旭農業高等学校、安房拓心高等学校、茂原樟陽高等学校)の代表選手32名が真剣なまなざしで競技に取り組んでいました。

表彰式 審査の様子

畜産功労者表彰

  • 開催日:令和5年6月20日
  • 主催:全国畜産関係場所長会

当センター市原乳牛研究所の青木主任上席研究員が、飼料作物分野を中心に技術開発に尽力された功績により、全国畜産関係場所長会から畜産研究功労者表彰を受けました。

青木研究員は、流通乾草やトウモロコシサイレージ中の硝酸態窒濃度を農家の庭先で迅速に測定できる簡易測定法を考案し、この測定法は普及現場で利用されています。また、県内でのトウモロコシ二期作栽培の栽培体系を確立し現地での指導にあたったほか、普及現場で問題となっていたトウモロコシの収量性低減に関して、県内10地域の普及指導員と連携して現地調査を進めることにより収量制限要因を解明するなど、一貫して普及現場を重視した研究活動に努め、自給飼料の安定生産と飼料増産等に貢献したことが評価され、今回の受賞となりました。

表彰の様子 

夢チャレンジ体験スクール(子牛に会いに行こう!バター作りにチャレンジ!)

  • 開催日:令和5年7月28日
  • 主催:全国畜産関係場所長会
  • 参加者:小学校4から6年生の親子7組

牛舎では2班に分かれて、大きなお母さん牛での搾乳体験とかわいい子牛に聴診器をあてて心臓の音を聞いたり、哺乳体験を行いました。また、最後に全員でバター作りに挑戦しました。生クリームの入った容器を力いっぱい振り、出来上がったバターをおいしくいただきました。

搾乳体験の写真   バター作りの画像

農業高校生の体験実習

  • 開催日:令和5年8月7日
  • 参加者:旭農業高校畜産科1年生

未来の畜産の担い手である農業高校生が、乳牛、養豚養鶏、飼料作物で作業体験と座学を行いました。乳牛では、子牛の聴診や搾乳作業の手順など、養鶏では鶏舎での集卵作業や卵質検査など、飼料作物では飼料用トウモロコシの収量調査を行いました。また、養豚では、豚の品種の特徴や子豚の登記等について講義を受けました。非常に暑い中での実習となりましたが、生徒の皆さんは真剣に取り組んでいました。

子牛の聴診 飼料作物収量調査

農業大学校生の酪農実習

  •  開催日:令和5年8月21日から25日
  • 参加者:千葉県立農業大学校農学科畜産専攻の2年生2名 ・研究科2年生1名

酪農に関する技術強化及び知識の向上のための実習を希望する生徒が、搾乳牛および育成牛の飼養管理、飼料作物の調査等の実習を行いました。専門的技術や酪農全般に関する知識を深めてもらいました。

実習の様子 搾乳実習

ホルスタイン登録員研修

  • 開催日:令和5年8月25日
  • 主催:千葉県酪農農業協同組合連合会

当センターの繋養牛を用いて、牛の見方と審査方法に関する研修を実施しました。

登録員研修

インターンシップ実習

  • 開催日:令和5年8月14日から18日・8月28日~9月1日
  • 参加者:大学生6名 (千葉県庁インターンシップ実習生制度による受け入れ)

牛の飼養管理、生乳の細菌検査、豚の繁殖管理、鶏の体重測定、卵質検査、飼料作物の調査、家畜防疫演習等について実習を行いました。 閉講にあたっての報告会では、実習の感想や学んだことについて発表してもらうとともに、センター職員と意見交換を行い、千葉県職員として畜産の研究に従事することの意義、責任等について認識を深めてもらいました。職員からは、卒業後の進路についてのアドバイス等もありました。

牛の管理 報告会

関東甲信越地区牛削蹄競技大会

  • 開催日時:令和5年9月28日
  • 主催:関東甲信越地区装蹄師会・公益社団法人日本装蹄師協会

本競技大会は、牛削蹄技術の向上を図り、乳、肉用牛の能力増進に資することを目的とし、農林水産祭参加の全国牛削蹄師競技大会の予選会として実施され、今年度は千葉県が担当県として当センターで開催されました。関東各地から集まった選手の皆様が研鑽を積んだ技術を競いあい、緊張感のある素晴らしい大会でした。

競技の様子 表彰式の様子

第45回千葉県鶏卵品質改善共進会

  • 令和5年10月11日
  • 出品点数:107点

本共進会は審査基準にもとづき、外観審査と割卵した内部卵質の両面から審査を行い、両方を合わせた総合得点で競います。県内生産者の皆様が良質な鶏卵生産供給のために、飼料、飼養管理や衛生管理に工夫をした成果を競い合うもので、出品された卵はどれも素晴らしいものでした。最高賞である農林水産大臣賞は有限会社元木養鶏(ジュリアライト)、千葉県知事賞は有限会社マルゲン(ボリスブラウン)が受賞されました。優秀賞の他に、卵殻強度が最も高い「殻元気賞」や、500日齢以上で最高得点の「鶏朗賞」などユニークな特別賞もありました。

外観審査の様子 内部卵質審査の様子

各種研修会の開催

普及と試験研究の技術交流

  • 開催日:令和5年7月12日
  • 内容:農業事務所、家畜保健衛生所、畜産課等の職員と当センター研究員の交流を深め、連携した仕事ができるよう技術交流会を開催しました。今年度は、センターが企画し、トウモロコシの収量調査と硝酸体窒素の簡易分析の実習及び牛の蹄に関する座学研修を行いました。本研修での交流が、今後、仕事での連携に繋ればと考えております。

収量調査

千葉県畜産環境保全技術研修(堆肥化の現地研修)

  • 開催日:令和5年10月4日
  • 内容:農林水産部畜産課主催で、県及び県内市町村の畜産担当者を参集し、畜産環境に関する指導体制強化のため、家畜排泄物の適正な処理についての高度な知識の習得及び指導員の養成を目的して開催されました。畜産環境アドバイザーの本多勝男先生が講師で、家畜ふんの堆肥化技術を学ぶ講義と、当センターの堆肥化施設を利用した、現場での堆肥指導の手法を学ぶ実習が行われました。

環境研修

牛群検定指導者技術研修会

  • 開催日:令和5年10月10日
  • 内容:県牛群検定情報分析センター(当センター乳牛肉牛研究室内)主催で、乳用牛群検定普及定着化事業の一環として、県内の関係団体及び県機関を対象とした牛群検定情報の指導員向け技術研修会を実施しました。農家指導の際に必要な基礎知識を中心に、乳用牛群検定成績表の見方の解説を行いました。また、改善指導方法について、テキストを参考にしながら、当センターの成績表を教材に、主に乳脂率、MUN等のエサの管理、体細胞数と乳房炎の原因、分娩間隔等の繁殖管理の項目についてチェックし、その問題点と改善策について解説を行うなど、農家指導に活用できる知識の習得をはかりました。

牛検研修

お問い合わせ

所属課室:農林水産部畜産総合研究センター企画環境研究室

電話番号:043-445-4511

ファックス番号:043-445-5447

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