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更新日:令和5(2023)年1月4日

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いきもの観察シリーズ

理科好きの「ちばっ子」を育てる「いきもの観察」を紹介します。
いろいろな自然に親しむことが、理科好きを育てると思います。ファーブルのようにジッと「いきもの」の姿を観察することは、理科授業の事前学習にもつながります。「親子の会話」の種としてもいかがでしょうか。
安全には充分注意して身近な生き物を子どもたちと一緒に観察しましょう。シリーズで紹介していきます。「事例メニュー」から「事例」を選びクリックしてください。

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事例

事例のおもな内容
16 鳴く虫をさがしてみよう(PDF:111KB)

秋になると、コオロギやキリギリスなどの鳴く声がきかれます。これらの昆虫が鳴くのは、なわ張りを主張したり、交尾のために雌を誘(さそ)うためとされています。昔から日本では、鳴く虫を鑑賞する文化がありました。秋の夜に、保護者の方と散歩がてら、鳴く虫を探してみましょう。

15 バッタを観察しよう(PDF:223KB)

イネ科などの植物が実りの時期を迎え、植物が倒れだすと、バッタが観察しやすい時期になります。春に生まれたバッタは、夏の間に植物を食べ大きく成長し、秋になると産卵のための準備に入ります。雌(めす)は、体が大きくなり、おなかに卵をかかえるようになります。雄(おす)は、小さい体の中で精子がつくられます。9月から10月ころには、交尾をします。交尾を終えると、雄は死んでしまいます。雌は、産卵してからその一生を終えます。今回は、草むらで生活するバッタの観察です。つかまえたバッタをじっくり観察してみてください。

14 葉のいろいろな形を観察しよう(PDF:206KB)

私たちの身の回りにはいろいろな植物がいます。植物ごとにそれぞれの形や性質がことなっています。本シリーズの「7葉脈のようすを観察しよう」では、葉脈の観察を紹介しましたが、今回は葉の形そのものに注目します。身近な植物の葉(エクセル:24KB)にも実に多くの形があることに気づくはずです。本稿は専門用語が多く、小学生には難しいかと思います。先生や保護者の方は、子どもの状況に応じてアレンジしてください。たとえば、小学生では採集した葉を押し葉標本にして、自分のことばで説明させるなど、まとめかたの工夫をしてみてください。小学生には、植物観察の第一歩として、楽しく取り組ませることに留意しましょう。このコーナーで紹介した「いろいろな種のはっぱ(PDF:270KB)」は千葉県立中央博物館の協力によるものです。この博物館には数多くの研究者の方がおります。不明な点があれば、相談することも、学習を深化させる上で有効なこととなります。

13 魚屋さんに学ぶ「いきもの」たち(PDF:188KB)

今回は、町の魚屋さんで売られている生物の観察です。三方を海に囲まれた千葉県では、西に東京湾、東から南にかけては、太平洋に面しており、魚・貝・海草・エビ・カニ・タコ・イカ・鯨など、さまざまな海の生物を獲ることができます。特に、銚子沖は、暖流(黒潮)と寒流(親潮)が出会うところでもあり、北方と南方の生物を獲ることができます。魚類全体の種数は25、000~30、000にもなり、脊椎動物全体の半数以上を占めるといわれています。魚屋さんでは季節・地域によってもさまざまな生物が売られており、観察するととても面白いものです。旅行の際、時間があれば、お店をのぞいてみましょう。その地域特産の生物が見られるかもしれません。旅の思い出の一つになることと思います。

12 食卓でできる「いきもの観察」(絹さやエンドウ編)(PDF:103KB)

今回の観察は、「絹さやエンドウ」のつくりです。ふだん食べる「絹さやエンドウ」は、エンドウのめしべがふくらんだところです。花は「おしべ」、「めしべ」、「がく」などがあり、次の子孫を残すための種子をつくる器官です。「絹さやエンドウ」をよく観察すると、めしべの先の「ちゅうとう(柱頭)」、「おしべ」、「がく」があり、花から変化したものであったことがわかります。料理を作る前や食べる前に、ちょっと手を止めて、よく見てみましょう。

11 アブラゼミの羽化を観察しよう(PDF:184KB)

アブラゼミの「うか(羽化)」を観察したことはありますか?アブラゼミは、8月の真っ盛り、天ぷら油がはねるようなうるさい声で鳴きますが、その命はおよそ1週間といわれています。チョウ、アリ、カブトムシのように、「幼虫(イモムシ)→さなぎ→成虫」とその姿や形を変える昆虫のことを完全変態昆虫といいます。一方、セミ、バッタ、トンボのように、イモムシの時代がなく、「幼虫→成虫」となる昆虫のことを不完全変態昆虫といいます。ヨーロッパでは、不完全変態昆虫の幼虫のことをニンフ(妖精)ともいい、ギリシャ神話に登場する美しい乙女にたとえています。セミの羽化により、真っ白な体をあらわしたその姿は、まさにニンフ(妖精)そのものといえるでしょう。アブラゼミの幼虫を探すコツは、昼間のうちにぬけがら(脱け殻)が多いところや地面に1cmくらいの穴が開いているところを見つけることです。ふだんから、場所をチェックしておきましょう。幼虫は、夕方になると、木の根元の地面に穴を開け、暗くなってから木の幹を登ります。夕方、暗くならないうちに地面を観察しましょう。アブラゼミの幼虫と目があうかもしれません。セミの幼虫をつかまえるときは、やさしくあつかいましょう。あしやつめが折れて死んでしまうことがあります。部屋はエアコンのスイッチを切り、自然の状態にしておきましょう。観察が終わり成虫になったら、外に逃がしてやりましょう。

10 アリの1日の動きを調べよう(PDF:115KB) アリを登場させた話として、有名なイソップ童話「アリとキリギリス」があります。そこには、キリギリスと違い、夏の暑い日でも働き続ける勤勉なアリの姿が描かれています。今回は、樹木を上下するアリをとおして、1日のアリの活動を調べてみましょう。巣穴から出て、幹に登るアリは、木の枝からしみ出す樹液や葉の付け根にある蜜腺から出る蜜を求めています。幹を下るアリは、腹いっぱいに樹液や蜜をため、巣穴に戻ります。中には、巣穴でアブラムシを飼育しているアリがおり、アブラムシを担いで移動する様子が見られるかもしれません。時計を片手に丸1日かけて観察すると、意外な発見があるかもしれません。
9 えさに集まるアリを調べよう(PDF:140KB) アリは「自然の掃除やさん」ともいわれ、地上にあるえさ(動物の死がい、果実、種など)を巣に運びます。アリといってもさまざまな種類のアリがいて、単独で運ぶもの、集団で運ぶもの、えさに砂をかけ、かくしてしまうものなど、それぞれに違いがみられます。高校で学ぶ対数を使い、えさに集まるアリの数を表す方法も取り上げてみました。
8 アリのすみかをさがしてみよう(PDF:95KB) アリはどこでも見られる身近な昆虫です。土のあるところ以外に、石の隙間、樹木の幹の中、種の中など、さまざまところに住んでいます。今回は、いろいろなところで暮らすアリの様子を観察しましょう。日あたりや湿り気の違いなど、さまざまな環境で暮らす、いろいろなアリを見つけてください。
7 葉脈のようすを観察しよう(PDF:290KB)

身近な植物の葉を観察してみましょう。そこには葉脈(ようみゃく)という「すじ」が見られます。この「すじ」の中には根から吸い上げた水や葉でつくられた糖の通り道があります。葉脈の広がり方は、それぞれの植物で特徴があり、とても美しい模様となっていることがわかります。今回は、葉脈の様子をじっくり観察しましょう。

6 食卓でできる「いきもの観察」(シラス編)(PDF:113KB) 皆さんは、「シラス」を食べたことがありますか?「シラス」は主にカタクチイワシの子で、日本各地の近海で漁獲されています。魚屋で売られているパック詰めされた「シラス」をよく見ると、カタクチイワシ以外の小魚やエビ、イカなど、他の生物が混じっていることがあります。これは、シラス漁に使う網の目が細かいため、海中にただよっている他の生物が入ったためです。今回は、シラスやシラスと一緒に加工された生物をじっくり観察しましょう。シラスだけでなく、他の生物もおもしろいですよ。
5 アリを調べよう(PDF:151KB) もっとも身近なところに住んでいるアリ。地面で見られるだけでなく、家の中にも入ってくることもあります。日本には、現在276種がいるとされています(2009年7月現在)。今回は、どこにでも普通に見られるアリを紹介しました。草むら、湿ったところ、林、乾燥したところなど、さまざまなところでアリを捕まえ、虫めがねで観察しましょう。小さな生き物ですが、すごい発見がきっとがいくつもありますよ。
4 タンポポの花のつくりを調べよう(PDF:96KB) タンポポが属するキク科の花は、数多くの小さい花が集まって、ひとつの花を形づくっています。タンポポの花を分解して、このことを観察してみましょう。花のひとつひとつに、めしべ、花びら、子房などが見られます。タンポポ以外に、ヒメジョン、ハルジョン、ヒマワリなど、キク科の花を調べてみると共通の特徴が確認できます。
3 タンポポの咲く時間を調べよう(PDF:115KB) タンポポの花をいろいろな時間で観察すると、朝に咲き、夕方になるとしぼみ、夜になるとすっかり閉じているのがわかります。身近なタンポポの開花のリズムを調べ、一日に生物の変化について考えてみましょう。
2 カブトムシを育てよう(PDF:160KB) コナラやクヌギの落ち葉が集まり、腐葉土になっているところを掘ると、カブトムシなどの幼虫がいることがあります。土の中にいる幼虫を見つけて、育ててみましょう。(本文の写真はカブトムシの幼虫です。)夏になると、その幼虫が成虫になります。見つけた幼虫を育てて、観察してみましょう。
1 自分だけの植物図鑑をつくろう(PDF:98KB)

自宅近くに生えている植物をデジタルカメラで撮影して、植物図鑑を作ろうというものです。県内(江戸川付近)の河川敷で見られる植物(春に咲く野草)の例を示しました。印刷して、簡易図鑑(PDF:535KB)を手に、身近な植物の図鑑を作りましょう。毎月、図鑑を作り、一年間の変化を見るのも面白いではないでしょうか。小学校3年生「昆虫と植物」「身近な自然の観察」、4年生「季節と生物」、6年生「生物と環境」、中学校の第二分野「生物の観察」「生物と環境」などと関連する内容です。

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所属課室:教育振興部学習指導課教育課程指導室

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