南房総教育事務所-南房総市立嶺南中学校会場(平成30年度)
この日は、安房拓心高等学校生と、南房総市立嶺南中学校生が集まり、交流会を開催しました。交流会では、2つの分科会を設け、それぞれのテーマについて和やかな雰囲気で意見交換が行われました。詳細は以下のとおりです。
詳細
開催日時
平成30年8月6日(月曜日)9時30分から12時
会場
南房総市立嶺南中学校
参加校(参加生徒数)
県立安房拓心高等学校(9名)、南房総市立嶺南中学校(11名)
分科会
分科会では、ファシリテーターと記録を高校生が行い、2つのテーマについて意見交換を行いました。中学生・高校生から出された意見の概要や提案事項については下記のとおりです。
1.(日本の良さ「歴史伝統文化等」を十分理解し、)世界の人々と臆せずコミュニケーションをとれるようになるためには、どうしたらよいか
主な意見
- 英語力が必要になると思うので、もっと英語の勉強をして英会話ができる力をつける。
- 英語の授業でもっとALTの先生と話したり、授業以外でも外国から来た人たちと英語で話す機会を増やしていく。
- いろいろな国の人たちとコミュニケーションをとるには、英語だけではなく他の外国語も学ぶ必要がある。
- 自国や他国の文化等についてもっと調べ、世界の人々と積極的にコミュニケーションをとるようにする。
- SNSなどを活用して国際交流を図り、いろいろな国の友達をたくさんつくる。
- 日本発のカルチャー(アニメ・ゲーム・J-POPなど)を通じて、世界の人々と仲良くなる。
- 授業で日本を紹介するパンフレットをつくり、配布するなどして活用する。
- 日本の歴史・文化・伝統に関する本や、外国語の原書とその訳本をもっと学校図書館などに置いて、いつでも閲覧できるようにする。
- 他国の文化や日本文化などを体験できる場を設ける。
- 外国から来た人たちと一緒に日本の伝統文化(祭など)に参加する。
提案事項
- ALTの複数配置を進めたり、外国の方が学校の様々な教育活動に関わったりすることにより、これまで以上に外国語でコミュニケーションを図る機会を増やすことはできないか。
- 修学旅行やインターネット等を活用して、海外の同世代の生徒と交流授業を行うことはできないか。
- 英語の授業を、より実用的なものとなるよう改善することで、コミュニケーション能力が身に付くのではないか。
- 言葉だけではなく、外国の文化等も学べる授業や行事を充実させてほしい。
2.南房総地域をさらに活性化させるために私たちができることは何か
主な意見
- 南房総の良さをSNS(PR動画)で発信していく。
- 日本人観光客や外国人観光客に南房総の良さをもっと宣伝する。
- 景色がいいので、南房総タワーなどをつくって名所を増やしてほしい。
- くじらミュージアムや水族館、アリーナなどの建物をつくったりして集客する。
- 南房総地域の特産物を多くつくり、それを販売する。
- 地域行事(祭など)を広め、活性化する。また、自分たちも地域行事に積極的に参加する。
- 地域のボランティア活動に参加する。
- 町に花を植えたりして、よりきれいな環境をつくる。
- 地域をバリアフリー化して、高齢者が安心して暮らせるようにする。
- 高齢者が多いので、高齢者との交流を図る。例えば、高齢者から昔遊びを教わったり、お返しに高齢者に若者のゲームなどに親しんでもらったりして交流する。
- 若者が地元を離れずに、地元に就職したり、地元で子育てをする。
提案事項
- 海岸清掃やゴミ拾いなどのボランティア活動に積極的に参加し、自然に恵まれた美しい環境を守っていく。また、その活動の様子などをSNSなどで発信して、日本だけでなく海外にも南房総の良さや環境保全の取組を知ってもらう。
- 安全性を前面に出して、若者が安心して子育てできる地域であることをPRする。
- 耕作放棄地を活用して地域の中学生・高校生が野菜を育てたり、地元の木材を活用したものづくりを授業で行ったりするなど、地元の産業等を活用した授業づくりを推進してはどうか。
- 海に囲まれた環境を生かして、海洋スポーツの大会やイベント(トライアスロン、水上バイクなど)を開催してはどうか。
交流会の様子1
交流会の様子2
交流会を終えて(感想)
中学生
交流会全体についての感想
- 話すのが苦手だったが、場の雰囲気もとても良く、高校生の方にも話しやすい環境を作っていただき、とても楽しかった。高校生の姿を見ると、話のまとめ方や説明の仕方など、とてもすごいなと思うことが多くあり、良い経験ができた。
- 自分の住んでいる所について、こうやって考えられたというのは、自分にとっても良い経験になったと思う。今の南房総市のためになればうれしい。
話し合いの内容についての感想
- 自分の地域のいいところを改めて考えることができたので良かった。普段あまり考えない外国人とのコミュニケーションについても、興味をもって話し合いに参加できた。
- やはり、たくさんの人がこの地域を活性化させたいという気持ちになることが一番大事だと思った。改めて話し合って思ったのが、自分たちでやれることがたくさんあるのに、全然やっていないということ。少しでもできるようにしたい。
高校生
交流会全体についての感想
- 中学生と交流する貴重な機会でとても楽しかった。分科会中は意見がたくさん出てスムーズに進行されていた。
- 普段あまり交わることのない中学生との交流会は、高校生にはない意見がたくさん出たので、今後も続けていくべきだと考える。
話し合いの内容についての感想
- 海外に行って、英語を学びたいと思った。
- 町が住みやすくなれば、人口も増え、訪れてくれる人も増えるので、自分だけでもできることをしたいと思った。
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