北総教育事務所-県立四街道北高等学校会場(平成30年度)
この日は、県立四街道北高等学校の生徒と四街道市立四街道北中学校の生徒が集まり、交流会を開催しました。3グループに分かれ各テーマについて意見交換を行い、交流を深める姿が見られました。詳細は以下のとおりです。
詳細
開催日時
平成30年8月7日(火曜日)13時35分から16時30分
会場
県立四街道北高等学校
参加校(参加生徒数)
県立四街道北高等学校(17名)、四街道市立四街道北中学校(17名)
分科会
グループ別討議では初めに、各グループ共通のテーマ「私たちの地域の課題は何か、それを解決するためにどうしたらよいか」について話し合いました。その後、各グループごとに設定したテーマに沿って話し合いました。中学生・高校生からの提案事項は下記のとおりです。
テーマ:私たちの地域の課題は何か、それを解決するためにどうしたらよいか(共通)
提案事項
- 横断歩道の見守り活動などを含め、地域の活動に積極的に参加できるとよい。
- 子どもが描いたポスター等で呼びかけができるように、必要な箇所に掲示などできるとよい。そうすれば、一人ひとりの意識を高められるのではないか。また、ポスター等の作成ができる授業や場があるとよい。
- 清掃活動のボランティア等を学校等から集めて実施する。また、ゴミを一定量集めたら景品がもらえる等の特典があると参加しやすくなる。
- 学校での委員会活動を活発にして、地域の美化等に貢献できるようになるとよい。
- ゴミをきちんと捨てるために、ゴミ箱を必要な箇所に設置してほしい。
- 地域に貢献できるボランティア活動等、県、市町村などと学校(委員会活動)との連携を更に充実させることはどうか。
- 地域行事等において、県の施設が更に利用できるようにならないか。
- 中高生も交通安全の呼びかけを行うが、自転車の乗り方等のマナーやルールを知ったり守ったりするために、地域の方の協力や指導があるとよい。また、交通整備の人が増えるとよい。
- 事故防止で自転車の反射板を付けられるように市等から配布があるとよい。
- 交通安全教室を繰り返し開催(回数を増やす等)することで、交通ルール等について更に理解を深めることができるのではないか。
- 公共の場でのマナーや、互いに思いやりをもって接する態度等について、学校でしっかりと学ぶことができる場が必要ではないか。
- 中高生も参加でき、楽しめる地域交流が増えるとよい。
テーマ:障害がある人もない人も、生きやすい社会にするためにどんな工夫ができるか(1班)
提案事項
- 四街道は盲学校と特別支援学校の2校があるため、健常者と障害者との交流の場を設定したり、障害の体験授業、手話や点字を学ぶ授業、障害のある人へのケアについての考えやケアの仕方等を学ぶ授業があったりすると、障害者への理解が深まるのではないか。
- 道徳の授業で考える場を作るとよい。
- 四街道には盲学校があるため、点字ブロックや音が出る信号機を増やすなど、障害のある人が安心して生活できる設備が充実するとよい。
- バリアフリーやユニバーサルデザインを取り入れたものの設置が増えると、障害者だけでなく、高齢者や子どもにも優しい町づくりに繋がる。
- どのような障害があるかは習ったりするが、逆に障害者だからこそできることもあると思うので、障害者からもその点について授業等で学びたい。
- 障害を抱えている方の支えになる施設を更に作ったり、障害のある子どもやその家族のケアを図ったりすることが必要ではないか。
テーマ:安心・安全な地域社会を実現するために、私たちにできることは何か
~痴漢等、不審者による被害を防ぐために~(2班)
提案事項
- 道路の整備や防犯カメラの設置、また街灯を増やしてほしい。
- 自転車を運転するには狭い道が多いため、運転し易くしてほしい。
- 防犯ブザーの一人ひとりへの配布があるとよい。
- 痴漢や不審者からの被害をはじめとする様々な危険を回避する方法や起きた時の対応等を、防犯等も含め、学校で学ぶ機会があるとよいのではないか。
- 一人ひとりの意識を高めたり、犯罪が起こりやすい状態や危険な道・時間の把握が一人ひとりできるとよい。
- 地域のパトロールがあるとよい(近隣との繋がりが強くなるとよい)。
- 安全や不審者への対応等のためにも、狭く暗い箇所等には、ミラーをつけてほしい。
テーマ:スマートフォンやインターネット上のトラブルを避けるにはどうしたらよいか(3班)
提案事項
- 情報モラル等について学ぶことができる授業を充実させてほしい。
- 知識を身につけるための教材や、ゲーム等を通して学べるものがあるとよい。
- 小学生等の子どもにも一目でわかるようなポスター等を作って、インターネットやSNSの怖さや危険性について理解できるような授業等があるとよい。
その他意見
- 普段は問題として考えることがないが、考えてみてとても良かった。実際に考えてみると、問題解決は簡単にできることではないと実感した。
- 子どもから高齢者まで、様々な意見を取り入れて地域を良くしていってほしい。
- 今回とても勉強になったので、このような交流会が定期的にあるとよい。
分科会の様子1
分科会の様子2
交流会を終えて(感想)
中学生
- 普段、あまり高校生と話すことがないけれど、いろいろな人の意見が聞けたことが面白かった。自分の考えと他人の考えを比べると共通点や改善点を見つけることもできた。インターネットについても自分の普段の使い方を改めて見直すことができてよかった。
- 高校生の先輩方と話ができたし、自分の地域と真剣に向き合えてよかった。
高校生
- 人それぞれ考え方や見方が違っていて面白かった。長い時間、真剣に自分以外の周りのことを考えたのは初めてだったので、良い経験になった。
- 私はあまり人前で話すタイプではなく、周りを取りまとめる機会がないので、司会の役をすることはとても有意義で良い経験になった。
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