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更新日:令和7(2025)年6月12日

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令和6年度「コミュニティ・スクールと地域学校 協働活動の一体的推進」文部科学大臣表彰

 この表彰は、地域とともにある学校づくり、学校を核とした地域づくりを進め、未来を担う子供たちの成長を地域全体で支える社会の実現を目指すことを目的に、学校と地域が連携・協働し、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動を一体的に実施する取組のうち、その内容が他の模範として認められるものに対し、文部科学大臣が隔年で表彰を行うものです。

 今年度、千葉県からは3校の取組が受賞しました。

受賞校(1) 県立下総高等学校 学校運営協議会・地域学校協働活動

工夫・ポイント・特徴的な取組

学校運営協議会

 年3回協議会を開催している。学校教育活動支援・地域連携推進・広報活動推進の3つの分科会を設け、分科会での話し合いを踏まえ、全体会での熟議を深めている。

【学校教育活動支援】
  • 3年生の進学・就職試験における面接練習では、委員が面接官役となって指導している。
  • 各学科代表生徒による課題研究発表会に出席してもらい、講評を委員にお願いしている。
【地域連携推進】
  • 地元印旛沼漁業協同組合の協力を得て、園芸科では利根川の特定外来種(アメリカナマズ)を原料とした液肥の開発を行い、レタスやメロンの栽培に使用し、成果を上げている。
  • 成田国際空港株式会社から第三滑走路造成工事に伴う、伐採木チップの提供を受け、畑の被覆材等に利用しエコ野菜の栽培に取り組んでいる。その収穫した野菜を成田国際空港株式会社の社員食堂で『下総高校DAY』を設けて、食材として使用してもらったり、園芸科生徒が自ら販売を行ったりしている。
  • 3学科で隣地にある義務教育学校との交流を積極的に行っている。

園芸科:生徒が小学生のさつまいもの植え付けや芋掘りの手助けをする。
自動車科:生徒が小学生のレスキューロボット作製の補助をする。
情報処理科:生徒が中学1年生のプログラミング学習の補助をする。

【地域連携推進】
  • 委員が学校との橋渡しとなり、地元ショッピングモールでの学校紹介を兼ねた3学科合同のイベントが実現した。
  • 学校紹介のチラシ『小御門かわら版』を委員が企画・編集を行い、中学校訪問等を通じて、直接中学生に手渡されるとともに、駅や市役所、公民館などに設置し、本校の教育活動について市民への発信源となっている。
  • 地元FMラジオ局「ラジオ成田」に生徒や職員が出演して、学校での取組を紹介している。
  • 中学校や外部での高校説明会等の機会に、生徒が自分たちの取組を発表している。

 

 

 

 

受賞校(2) 柏市立土南部小学校 学校運営協議会

工夫・ポイント・特徴的な取組

教職員への聞き取り

 校長が主体となり、教職員へ「地域の人たちに手伝ってほしいこと」についてアンケートを実施。

アンケート結果を整理

「学校における働き方改革 特別部会資料」を参考に、
 (1)基本的には学校以外が担うべき業務
 (2)学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務
 (3)教師の業務だが負担軽減が可能な業務 の3つに振り分け、委員へ共有し協議。

「それは学校がやるべきことでは?」という忌憚のないご意見もあった。

学校参観を実施

学校運営協議会で校内参観を実施。
実際の学校現場を委員全員で確認・共有。

地域の力を学校に

学校として欲しい力と,地域の力を組み合わせ組織立て
(1)安全 (2)環境 (3)学習 (4)生活 の4グループとした。

 受賞校(3) 市川市立第四中学校 学校運営協議会(第四中ブロック地域学校協働本部)

工夫・ポイント・特徴的な取組

コミュニティカレンダー

 平成30年7月から始め、『子どもに関心を持ち、子どもたちにとって良い環境をつくり、地域全体が暮らしやすく、地域の活性化につながるように』という願いを込めて作成、発行をしている。令和6年7月で第20弾となったが、この願いは
変わらずに続いている。
 コロナ禍では、学校や地域の情報集めがなかなか進まず、発行ページが少な
くなったこともあったが、現在では、内容も充実している。

掲載している内容として、
・3か月分の四中ブロックの学校行事、地域行事、市川市の行事
・ブロック内の学校の様子、児童生徒数、校長先生、教頭先生の名前
・地域の公民館の行事、ベルマークなどボランティア募集、地域行事の詳細など

多くの情報が掲載されていて、全児童生徒の家庭、地域の自治会などに配付をし、「学校、地域の
情報がよく分かり、カレンダーを毎回楽しみにしている。」という声もあり、コミュニティカレンダーが地域に
浸透している。

 

地域とともにある学校づくり交流会(含3校合同学校運営協議会)

 令和元年度から『地域とともにある学校づくり交流会』という形でスタートした。第四中ブロック3校の合同学校運営協議会を兼ねて実施をしており、学校運営協議会委員だけでなく、各校のボランティアの方々、公民館、教育委員会、地域学校協働活動推進員などが参加している。

 内容として、各学校の紹介や三校での取り組み、市川市少年センターから防犯や子どもからの
相談に関することの報告を行っている。

 また、交流会では、子どもたちにとっての危険箇所や危険な行動について意見交換を行い、地域全体で見守りを行うことなど確認した。地域の方々が見守りを行う際に、身元が分かりやすいように令和5年度にリストバンドを作成し、安心して子どもたちに声掛けができるようにしている。

お問い合わせ

所属課室:企画管理部教育政策課教育広報室

電話番号:043-223-4015

ファックス番号:043-224-5499

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