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ホーム > 教育・文化・スポーツ > 教育・健全育成 > 教育ニュース・広聴 > 県教委ニュース > 令和6年度-県教委ニュース > 県教委ニュースVol.338(令和6年8月-1号) > 令和5年度「魅力ある県立学校づくり大賞」(県教委ニュースVol.338)
更新日:令和6(2024)年8月8日
ページ番号:690395
本校は東武野田線(通称:東武アーバンパークライン)愛宕駅から北東へ約2キロメートルに位置し、近隣には小中学校があり、開校当初から学校間交流を行っています。
平成元年に野田市を学区とした知的障害の特別支援学校として開校しました。開校当時は、小中高等部の児童生徒数は67名でしたが、現在は約2.3倍の157名が在籍しています。また、令和4年度より「総合的な教育課程を有する学校」として、知的障害に加え、肢体不自由の障害種が追加されました。
本校が今回「魅力ある県立学校づくり大賞」へ応募した内容は、共生社会の実現を推進する一つの方法として学習指導要領に挙げられている「交流及び共同学習」の一つである居住地校交流を発展させた『副次的な籍』を用いた居住地校交流システム構築を、千葉県で初めて取り組んだものです。
概要は、野田市在住の児童生徒が、本校に学籍を置いたまま地域の小中学校に『副次的な籍』を置き、障害のない地域の児童生徒と共に学びあう機会を増やすことで、互いを認め合い、尊重し合う共生社会の実現を目指しています。
(右写真:Tスローでの直接交流の様子)
今年度は、8名の児童生徒(小学部6名、中学部3名)が、居住地校交流を行っています。居住地校交流を行った児童生徒や保護者からは「楽しかった」、「早く次をやりたい」、「普段と違う子供の姿が見られた」などの感想が聞かれています。また小中学校の教員からは「交流をやってよかった」、「何度も交流しているので心配はありません」、「○○の部分で成長が見られますね」など、好意的な話が多く聞かれました。
野田市との連携では、野田市教育委員会と連携をしながら『副次的な籍による交流教育実施要綱』を作成し、野田市におけるインクルーシブ教育システムが更に推進されるよう取り組んでいます。
今後、野田市では就学の段階で『副次的な籍』についての希望を保護者・本人からとることになります。より多くの児童生徒が地域の小中学校で共に学び、地域の一員として育つため、リーフレットの作成や研修会等での周知の機会をより多く設けていきます。本校はこれからも障害の有無に関わらず、全ての子供たちが、生き生きと自分の力を発揮しながら、互いを認め合える共生社会の実現のために積極的に取り組んで参ります。御期待ください。
(右写真:Webシステムを活用した間接交流の様子)
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