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報道発表案件

更新日:令和5(2023)年4月10日

ページ番号:315525

南房総市「岡町遺跡」の土馬について

発表日:平成28年12月21日
教育庁教育振興部文化財課

県教育委員会は平成28年7月から11月に実施した南房総市「岡町(おかまち)遺跡」の発掘調査において、平安時代の竪穴住居跡から、祭祀(さいし)に使われた土馬(どば)を発見しました。
土馬は12.5cmほどの大きさで、おびただしい数の椀(わん)や皿(さら)などと共に出土しました。
これは安房地域では初めての発見です。

1 遺跡名

岡町遺跡(南房総市富浦町南無谷175-2ほか)

2 調査期間

平成28年7月25日~11月7日

3 調査面積

1,075m2

4 主な遺構

 古墳時代~平安時代の竪穴住居跡8軒、溝、土坑(どこう)など

5 主な遺物

 土師器(はじき)、須恵器(すえき)、土製品(どせいひん)、石製品(せきせいひん)、鉄滓(てっさい)など

6 出土状況

  • 調査区内で検出した1軒の平安時代の竪穴住居跡から出土。
  • 頭部、胴体、脚がばらばらに分かれた状態で出土。
  • 30点以上の土師器(皿や椀など)が一緒に出土。
  • 土馬は祭祀の中で、ばらばらに割って廃棄(はいき)されたと推定される。

7 土馬の特徴

  • 頭部は先端、鼻の部分を欠くが耳が明瞭に表現されている。
  • 尾が大きくはね上がっている。

土馬出土状況

土馬出土状況

接合した土馬

接合した土馬(ばらばらに出土したものを接合)

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課発掘調査班

電話番号:043-223-4129

ファックス番号:043-221-8126

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