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更新日:令和7(2025)年4月22日
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2025『流山運動公園周辺地区埋蔵文化財調査報告書11 ―流山市前平井遺跡(旧石器時代編)―』千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第58集
発行:令和7年3月10日
流山市前平井遺跡は、標高約23m前後の台地上にある遺跡です。今から約38,000年から16,000年前に堆積した立川ローム層の中から、石器製作跡などと考えられる石器集中地点が18か所検出されました。今回の報告書では、これらの石器群を検出された層位によって第1から第6の6つの文化層として報告しています。第1・第2文化層は旧石器時代前半、第3から第6文化層は旧石器時代後半の石器群です。
第1文化層では、大規模な石器集中地点が検出されました。また、第3文化層では写真2のような石器集中地点が、数多く検出されています。さらに、第4文化層から第6文化層では特徴的な石器がまとまって出土しており、第4文化層ではナイフ形石器や上ゲ屋型彫器(あげやがたちょうき)(写真3)、第5文化層では有樋尖頭器(ゆうひせんとうき)(写真4)、第6文化層では大型の尖頭器(写真5)などが注目されます。
写真1 遺跡内の石器出土状況
写真2 旧石器時代後半 第3文化層の石器出土状況
写真3 旧石器時代後半 第4文化層の石器
写真4 旧石器時代後半 第5文化層の石器
写真5 旧石器時代後半 第6文化層の石器
写真1から5 報告書掲載写真
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