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更新日:令和7(2025)年4月22日
ページ番号:500436
2020『流山運動公園周辺地区埋蔵文化財調査報告書5 -流山市前平井堀米遺跡-』千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第34集
前平井堀米遺跡では、旧石器時代から近世までの遺構や遺物が発見されました。特に、古墳時代から平安時代(7世紀後葉から9世紀前葉)では、竪穴住居跡が多数見つかり、小規模な集落が継続的に営まれていたことが確認されました。中世後期(15から16世紀)には屋敷地として利用されていたとみられ、区画溝や、地下式の倉庫が多数確認されました。出土遺物としては、「宥賢律師」「文明二年」(1470年)などの銘のある板碑が注目されます。個人の追善供養のための卒塔婆として造立されたと考えられますが、時代とともにその意識が薄れ、打ち欠いて転用されたものとみられます。
「宥賢律師」「文明二年」銘のある板碑
画像出典
写真 千葉県教育委員会保管
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