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更新日:令和6(2024)年7月16日
ページ番号:687662
(しらこじんじゃほんでん つけたり むなふだ3まい(ほうれき十二ねんざいめい1まい・こうか四ねんざいめい2まい))
県指定有形文化財(建造物)
平成28年3月4日
長生郡白子町関5364(白子神社)
白子神社は、大治元年(1126)に創建といわれる南白亀12か村の惣鎮守である。本殿は、正面3間、奥行き2間の三間社流れ造りの本殿である。宝暦8年(1758、古文書による)に建て替えのために建設を開始し、宝暦12年に竣工した(1762、棟札の記載)。本殿内の厨子は弘化4年建造(1847、棟札の記載)である。
構造は、身舎柱と向拝柱を海老虹梁で繋ぐ。 妻飾りは尾垂木を組み込んだ三手先組物の三手先目に大虹梁を架け渡し、それに出組を乗せ、出組の一手先目に虹梁を乗せ、虹梁上に太瓶束・笈形を載せるという手の込んだ造りである。装飾は、向拝正面大虹梁の木鼻は動きのある表現で幕末に付け替えられたと推定される。なお向拝正面大虹梁上の蟇股は近年の補作。手挟は籠彫りで幕末頃のものと思われる。妻の柱上部の大斗位置には獅子の木鼻を乗せる。妻2間と背面3間の壁面には牡丹の花の浮き彫り彫刻(幕末と推定)があり、脇障子の龍の浮き彫り彫刻(宝暦当初と推定)に朱の彩色跡が残っている。このことから宝暦の建設当初は社殿全体に朱を基調とした彩色が施されていたことが推定される。
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