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更新日:平成30(2018)年11月19日

茂木七郎右衛門家住宅主屋ほか

(もぎしちろうえもんけじゅうたくしゅおくほか)

 茂木七郎右衛門家住宅主屋写真提供:野田市教育委員会

種別

国登録有形文化財(建造物)

登録内容

17棟1基(主屋、書院、新座敷、本蔵、新蔵、向蔵、奥文庫蔵、穀物蔵、正門、内門、煉瓦塀、書院北・東側土塀、書院南側板塀、琴平神社本殿、琴平神社神楽殿、琴平神社額殿(絵馬殿)、琴平神社手水舎、琴平蔵)

登録日

平成30年3月27日

所在地(所有者)

野田市野田339(個人)

概要

茂木七郎右衛門家は、安永元年(1772)より屋号を柏屋として醤油醸造業を営み、明治20年(1887)の野田醤油醸造組合結成にあたり5代茂木七郎右衛門が頭取に就任、大正6年(1917)の野田醤油株式会社設立の際にも6代茂木七郎右衛門が社長に就任するなど、明治から大正にかけて野田の醤油醸造業に大きな役割を果たした。
主屋は主屋棟、土間棟、座敷棟からなる。外壁を黒漆喰(くろしっくい)とした重厚な趣で、座敷棟の各室も上質で往時の生活を伝えている。書院は座敷飾り、透彫欄間(すかしのりらんま)、シャンデリアなど瀟洒(しょうしゃ)な意匠を持ち、また新座敷は関西風の建築で、背面側を大壁や鉄板張として防火対策が講じられている。主屋背面には本蔵と新蔵が並び建つ。正門は堅牢で堅実な趣を呈する薬医門。煉瓦塀、書院北・東側土塀は、ともに4メートルを超える防犯・防火に備えた高塀。書院南側板塀は書院の庭園に廻らす瀟洒な意匠の庭塀である。
琴平神社は宅地東隣に境内を構える。創建は寛政元年(1789)、二代茂木七郎右衛門家が讃岐の金刀比羅宮から分祠した。本殿・神楽殿・額殿(絵馬殿)、手水舎(ちょうずや)ともに立川流(たてかわりゅう)の宮大工、佐藤庄助則久と里次則莊(さとじのりたけ)の建築である。
本殿は、向唐破風造(むかいからはふづくり)の照り起(むく)り屋根を架け妻入とする屋根形式が特徴で、精緻な彫刻で充溢させた、立川流大工の技量が冴える近代社殿である。神楽殿も本殿と同様の屋根形式を持ち、擬宝珠(ぎぼし)高欄を廻らして舞台とし、後方に控室を付ける。内部の間仕切りに松羽目(まつばめ)の鏡戸(かがみど)をたてた整った構えの神楽殿である。額殿(絵馬殿)は緩やかな起りをつけた切妻造の屋根をかけ、背面を板壁とするほかは吹放ちで土間とする。手水舎は強い照りを付けた切妻造の屋根をかけ、組物は三斗(さんと)、妻飾(つまかざり)を虹梁大瓶束(こうりょうたいへいづか)とする本格的な形式である。

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:教育庁 教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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