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更新日:令和6(2024)年2月27日
ページ番号:314999
(まがたじんじゃのもり)
県指定天然記念物
昭和52年3月8日
成田市台方1(麻賀多神社)
麻賀多神社は、印旛沼の南岸の八千代市から成田市にかけて18社があり、成田市台方の麻賀多神社が惣社となる。この神社は、平安時代に編さんされた『延喜式』という律令の施行規則にも記されている古社で、台方社(本社)と船形社(奥津宮)の2社がある。
この森は、印旛沼の東方1kmに位置する標高約30mの台地の上にあたり、麻賀多神社の社叢林として古くから大切にされてきた。指定地域内には、古くから知られた「公津の大杉」をはじめ、幹囲が3mあまりのスギが20数本あり、そのほかカシ、シイの巨木も生えており、うっそうとしている。その中にそびえるスギ「公津の大杉」は、樹齢1200年とも1300年とも伝わるもので、幹周は約8mで、樹高も40mに達する。下枝はなくなり、幹にも大きな空洞が開いているが、樹勢は旺盛である。大杉の周囲には、根を保護すると同時に周囲を歩けるよう、木道が整備されている。
人工植栽や下刈り等の管理の跡もみられるが、開発の盛んな北総地域では、わずかに残された本県を代表する社叢林であり、今後十分な保護を加えれば、立派な自然林に回復すると考えられる。樹種は、スダジイの巨木を優占種とし、アカガシ、ヤブツバキ、モチノキ、ヒサカキ等からなる。
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