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更新日:令和6(2024)年2月19日
ページ番号:314998
(こみかどじんじゃのもり)
県指定天然記念物
昭和49年3月19日
成田市名古屋898(小御門神社)
小御門神社の祭神は、後醍醐天皇の側近だった大納言藤原師賢で、元弘の変(元弘元年(1331)~元弘3年(1333))に破れて下総国に流され、大須賀氏の居城である助崎城の別館で没したと云われている。
この森は、明治時代の社殿造営とともに植栽された人工林が大部分を占め、シラカシ、クスノキ、スギ、クロマツ、モミなどから構成されている。植栽後約100年が経過し、いずれも幹囲り1.5m以上、樹高15m以上の大木に成長し、荘厳な外観を形成している。
林はシラカシ林、タブノキ林、スギ林、混生林に大別される。社殿裏のタブノキ林以外は、社殿造営には畑地であったと伝えられる。タブノキ林は古くから保護されてきた林で、他にアカガシも混生している。社務所の裏側にはスギ林があり、モウソウチクが混生している。社殿の東側及び南側の林はクスノキを主体としてスダジイ、クロマツなどが混在している。
林の中で特に注目すべきは、シラカシ林である。参道の西側に発達しており、樹高25mに達している。シラカシ林は北総地域の代表的な常緑広葉樹林とされるが、その起源は生垣や防風林など人為的な森林であると考えられている。小御門神社の森は、植栽の時期がわかる発達した人工林が見られる場所として貴重であるが、特に北総地域に典型的なシラカシ林がみられる場所として重要である。
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