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更新日:令和6(2024)年2月19日

ページ番号:315475

沼サンゴ層

(ぬまさんごそう)

沼サンゴ層

種別

県指定天然記念物

指定日

昭和42年3月7日

所在地(所有者)

館山市沼521-3(館山市)

概要

地域では、今から約6000年前のサンゴの化石を含む沼層と呼ばれる地層を広く見ることができる。これは、今より気候が温暖だった縄文時代前半に海中に生育していた造礁サンゴの化石である。これまで100種以上のサンゴが確認されており、当時の古気候や古地理、造礁サンゴの古生態の研究に欠かせない地層となっている。

定地は、沼層の一部で館山湾の海岸から約1km内陸・標高約20mに位置する、99平方メートルの場所である。三方をコンクリートブロックで囲まれた構造物内で保護されており、正面の鉄製の檻から内部が見学できる。

層が堆積した時期は、気候が温暖だったこともあり、海水位も今より約3m高かったと考えられている。さらに、その後の大地震等による房総半島南部の地盤の隆起も加わって、現在の標高になったのである。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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