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更新日:令和6(2024)年2月8日
ページ番号:315290
(せんげんじんじゃのきょくそうりん)
県指定天然記念物
昭和41年12月2日
松戸市小山664-1(浅間神社)
国道6号の脇に位置する浅間神社は、山岳信仰の神社として富士山を祀っている。この神社が所在する台地は、標高28mの独立した台地で、参道斜面を除けば20度以上の急斜面で囲まれている。南側を国道6号が、北側をJR常磐線が走る市街地だが、神社の中に入ると生い茂る極相林の樹木によって周囲の景色は遮断され、まったく別の世界が広がる。
この台地は低地に囲まれ、独立しており、植生は方位によって異なる。高木は、南東面で常緑樹であるタブノキ、ヤブニッケイが優占するが、北東面、北西面では落葉樹であるムクノキが優占し、これにヤブニッケイが混ざる。林の下層ではヤブニッケイやアオキが多く生育しており、林全体としては常緑樹に囲まれうっそうとしている。
タブノキ林は海岸に多い林として知られているが、内陸であっても湿潤な環境では成立する。浅間神社の森はその典型であり、学術的に貴重である。また、ここは、開発が著しい市街地に存在する極相林であり、人々の信仰によって育まれた、地域にとっても重要な場所である。
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