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更新日:令和6(2024)年3月15日
ページ番号:315385
(たけおかのおはつきいちょう)
県指定天然記念物
昭和40年4月27日
富津市竹岡9(薬王寺)
イチョウの仲間は約1億5千万年前に広く分布しており、イチョウはその中で生き残った唯一の種である。生きた化石ともいわれ、二股に分岐する葉脈や精子を持つなど、古い植物の形質を持つ。日本では中国から移入され、現在では寺社の境内をはじめ全国で植栽されている。
イチョウは雄株と雌株が異なる樹木で、雌株に実がなる。オハツキイチョウは、雌株で葉に実がつくイチョウの変異の一型である。千葉県内では竹岡のオハツキイチョウと香取郡神崎町の神崎のオハツキイチョウが知られており、いずれも県指定天然記念物である。
竹岡のオハツキイチョウは、薬王寺の本堂前に位置する。樹高は約20m、根回3.7mで、樹勢は極めて旺盛で、結実は非常に多いが、すべての実がオハツキとなるわけではない。実の大きさは、2~3cmで「神崎のオハツキイチョウ」とほぼ同じ程度である。
竹岡のオハツキイチョウは、文化9年(1812)奥洲白河藩主松平越中守定信が、本堂、薬師堂再建の大檀那として自ら領国白河から取り寄せて、手植えしたものと伝えられており、そのことから推測すると、樹齢は200年を超えることになる。
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