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更新日:令和2(2020)年7月22日
ページ番号:314839
(いいがおかはちまんぐうのめおといちょう)
県指定天然記念物
昭和10年7月12日
市原市八幡1057(飯香岡八幡宮)
社伝によると、飯香岡八幡宮は天武天皇4年(675)の創祀と伝えられ、上総国府が市原郡に置かれたおりに、その近くに勧請された一国一社の国府八幡宮である。のちに総社を兼ねて国府総社八幡と言われた。徳川家の崇敬も厚く、社領150石という上総国では破格の扱いを受けていた。
指定されたイチョウは、重要文化財に指定されている飯香岡八幡宮本殿の右側にある。地上約2.8mのところから大きく二又に幹が分かれ、相対しているところから夫婦銀杏の名が付けられたものと思われる。木の高さは約16m、幹周りは約7.6mである。
社伝によれば天武天皇4年3月に、八幡宮を勧請した際に勅使桜町中納言卿によって植えられた記念樹と伝えられているが、社伝には矛盾がある記載もあるので、それをもって樹齢を確定することはできない。
社殿左側には源頼朝が逆に植え根付いたとされる「倒いちょう」といわれているイチョウがある。この伝説の真偽はともかく、それほどイチョウの生命力は強い。現在、太い幹が折れている夫婦銀杏であるが、そこから伸びる枝は旺盛である。今後、樹勢は回復してゆくものと思われる。
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