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更新日:令和6(2024)年2月8日
ページ番号:315344
(みしまのしらかし)
県指定天然記念物
昭和10年3月26日
君津市豊英(個人)
旧三島村に位置していたことから、三島ノ白樫とよばれているが、正しくはシラカシではなくウラジロガシである。このウラジロガシは、豊英ダム近くの個人の住宅の裏山にある。指定当時は、樹高約20mの巨樹でしたが、その後に主幹は腐ってしまい、3本あったひこばえも現在では2本となっている。それでも樹高は約16m、根周も9.3mに達している。周囲はスギ、タケ等に囲まれ、枯死したアカシアを抱くようにして立っていて、このアカシアが支柱のような役割を果たしている。すぐ西側は30m以上の深さがある渓谷に面し、その方向に木全体が傾いている。
ウラジロガシは、ブナ科の常緑高木で、我が国では宮城県、新潟県以南の本州、四国、九州、沖縄に分布している。葉の裏が白いことからウラジロガシと呼ばれる。秋には10~20mmの長さドングリが成る。幹は堅くて重く、有用な材となり、葉や小枝が胆石、腎石、尿路結石症などの民間治療薬に用いられてきた。
なお、このウラジロガシは上三原ノ大樟、高照寺の乳公孫樹、環の大樟などとともに県指定天然記念物第1号の巨樹である。
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