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更新日:令和5(2023)年7月6日
ページ番号:315427
(かみみはらのおおくす)
県指定天然記念物
昭和10年3月26日
南房総市和田町上三原1249-2(山神社)
旧上三原小学校の南側に隣接する山神社の幣殿の右側に生えている大クスである。山神社は延宝9年(1681)の創立と伝えられており、石段を登ると江戸時代末期の建築といわれる幣殿がある。土が流れて根が露出してしまわないよう、大クスの根の北側と東側に自然の石が積み上げられている。大クスは古来から神社の神木として厚く信仰されてきたのである。
樹高は約30m、幹回り約10mの巨木で、樹齢は750年以上と推定されている。枝は、途中で数本に分かれているが、あまり横に枝を張らず、上へ枝を伸ばす「帚立ち」と呼ばれる姿をしている。幹には多年生常緑シダのマメヅタやイワヤナギシダが上の方まで張り付いていて、この地が湿った暖い地であることを物語っている。
なお、大クスは昭和10年3月に県が天然記念物に指定したが、勝浦市の高照寺ノ乳公孫樹、天津小湊町の明神ノ鯛などと並んで、県指定天然記念物の第1号である。
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