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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:315397
(のこぎりやまとらかんせきぞうぐん)
県指定名勝
昭和29年12月21日
安房郡鋸南町元名184(日本寺)
鋸山はその名のとおり、ノコギリの刃のような形をしている。鋸山からは眼下に東京湾を望み、その向こうに三浦半島から富士山まで望める眺望があり、観光の名勝地となっている。
鋸山には聖武天皇の勅願によって、神亀2年(725)に行基が開いたと言われる関東最古の勅願所である乾坤山日本寺があり、鋸山南斜面に広がる境内には、東海千五百羅漢とも呼ばれる1553体の石像群がある。この石像群は、安永9年(1780)に当山第九世高雅愚伝禅師の発願により、上総桜井(現在の木更津市)の石工である大野甚五郎英令が、門弟27人と21年をかけて彫ったもので、一つとして同じ顔がなく見応えがある。石材は、鋸山から産出する房州石ではなく、伊豆の山中に求めた伊豆石と言われている。
なお、鋸山は、その優れた景観のほかにも、地質や植物、動物などの学術的な面からみても貴重な場所である。
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