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更新日:令和5(2023)年3月2日
ページ番号:314934
(すわだいせき)
県指定史跡
平成6年2月22日
市川市須和田2-425
須和田遺跡は、江戸川左岸の国府台(真間山)の南端から東南東に向かって延びる須和田台に所在する。
昭和8年(1933)から昭和10年(1935)にかけて明治大学の杉原荘介氏らにより発掘調査が実施され、文様が描かれている弥生時代中期の土器が十数点出土した。これらの土器は後年になって、南関東地方最初の弥生土器「須和田式土器」として型式設定された。また、昭和42年(1967)には、この遺跡内から採集された資料である甕形土器の実態も明らかにされ、「須和田式土器」の内容を補完することになった。現在では、「須和田式土器」に先行する弥生土器の存在が明らかになっており、さらに須和田遺跡出土土器群は「須和田式土器」でも後半に位置付けられ、埼玉県の「池上式土器」に並行するとされている。
この遺跡は、上記以外にも幾度も発掘調査が実施され、その結果、弥生時代中期だけでなく弥生時代後期や古墳時代から奈良・平安時代の集落跡もこの須和田遺跡から検出され、この遺跡が長い年月の間人々が生活を営んできた跡であることがわかっている。
なお、この遺跡の一部は現在公園となって、市民の憩いの場となっている。
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