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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:315251
(ふじがやじゅうさんづか)
県指定史跡
昭和53年2月28日
柏市藤ケ谷
十三塚は、十三仏塚、十三人塚、十三経塚等20数種の呼称があり、鎌倉時代頃から江戸時代にかけて作られたものである。北は東北地方から南は九州地方まで存在し、特に関東地方一円、愛知県、北九州地方に濃密に分布している。一般的に、円形ないし方形に土を盛り上げた塚が一直線に並んで築かれており、中央に大きな塚を配置する。古墳のように死者を埋葬した施設ではないので、人骨や副葬品は出土しないのが一般的である。
村境・国境に構築したもの、13人の戦死者を葬ったもの、供養塚などの諸説があるが、どのような目的で築いたのかは、現在も謎となっている。
かつては、県内22か所で所在が確認されていたが、現在では開発等によって姿を消したものも多くあり、10か所あまりが残されるのみである。
藤ケ谷十三塚は町道に隣接した杉林の中にあり、直径約7.8m、高さ約1.5mの大きな塚を中央に築き、その両側に小さな塚を6個ずつ築いており、十三塚の典型例といえる。13基の塚全部が現存しているのは、千葉県内でも藤ケ谷十三塚だけであり、全国的にも数が少なく貴重な史跡である。
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