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更新日:令和5(2023)年10月6日
ページ番号:315339
(かねがふち)
写真提供:君津市教育委員会
県指定史跡
昭和44年4月18日
君津市内蓑輪(内箕輪区・厳島神社)
伝説によると、鐘ケ淵は、戦国時代の里見・北条両氏の合戦で隣接する現在九十九坊廃寺とよばれている大規模な寺院が兵火にかかり、この寺の梵鐘がこの池に沈んだところから、「鐘ケ淵」と呼ばれるようになったといわれる。
池に生息する鮒・鯉をとると木の葉になり、鰻は蛇になるという伝説や、大声をあげたり、銭を投げ入れ念仏を唱えると水底の数か所から水が湧き上がるという伝説が伝えられ、また、古くから地区共有の灌漑用水に利用されたり、この池の水を使って清酒醸造も行われたと伝えられる。以上のような水にまつわる数多くの信仰・伝説が現在まで伝えられていることで、民俗学的にも大変興味深い史跡である。
なお、池畔には、江戸時代に建立された水信仰にまつわる厳島神社と弁財天の小堂がある。
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