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更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:314710
(どん・ろどりごじょうりくち)
県指定史跡
昭和41年12月2日
夷隅郡御宿町岩和田626(御宿町)
慶長14年(1609)9月3日、前フィリピン諸島長官ドン・ロドリゴ・デ・ビデロ・イ・ベーラコスが任期を終えて、マニラからメキシコに帰還する途中暴風雨に遭い、乗っていたサンフランシスコ号は岩和田(いわわだ)海岸沖で座礁した。これを聞いて駆けつけた岩和田の村民たちにより、乗組員373名のうち317名が救助され、手厚く保護された。
当時の大多喜城主本多出雲守忠朝(ほんだいずものかみただとも)も理解ある措置をとり、乗組員たちを岩和田村の大宮寺に滞在させ食料や衣料を与え、ロドリゴを大多喜城に招いた。城主のはからいで、ロドリゴは徳川家康・秀忠に謁見し、翌年6月、ウィリアム・アダムス(三浦按針(みうらあんじん))に建造させた大型帆船により相模の浦賀から一行はメキシコに送還された。
これが日本とスペイン、遭難当時スペインの属領だったメキシコ修好の契機であり、ロドリゴ一行の上陸地に近い丘の上にはメキシコ記念塔が建立されている。この記念塔は昭和3年(1928)に建立され、「日・西・墨三国交通発祥記念之碑」と呼ばれている。
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