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更新日:令和2(2020)年9月1日
ページ番号:315307
(きんれいづかこふん)
県指定史跡
昭和25年11月3日
木更津市長須賀ほか(木更津市)
小櫃川下流域にひろがる沖積平野にある、俗称浜長須賀と呼ばれる標高約5.5mの微高地上に金鈴塚古墳が立地している。
古墳の形態は前方後円墳で、アパート・宅地に囲まれた一画に後円部の一部と横穴式石室が残されている。昭和25年(1950)の早稲田大学と千葉県教育委員会による発掘調査の時には、主軸長が約95mと推定された。また、その後の調査により二重周溝であることが判明し、この調査成果と航空写真をもとにして、金鈴塚古墳の墳丘長は約100m、二重周溝の外側までの全長は約140mと推定された。
横穴式石室は凝灰岩を横積にし、ほぼ南に開口している。また石室内には、緑泥片岩製の箱形石棺が設置されている。平成15年(2003)に行われた石室内の調査では、それまで素掘りの粘土と考えられていた石室床面が、切石を敷いたものであることが判明した。
なお、昭和25年の発掘調査によって石室及び石棺内から出土した、金鈴をはじめとする多数のすぐれた遺物は、古墳時代後期を代表するものとして、重要文化財に指定されている。
墳丘の大きさ、豪華な副葬品、最新の技術を取り入れた石室構造などから、金鈴塚古墳は古墳時代後期(6世紀後半)に築造され、大和政権と強い結びつきをもつ有力な地方豪族の墓であり、東国を代表する古墳であるということができる。
横穴式石室
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