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更新日:令和6(2024)年8月29日
ページ番号:314820
(しもうさみやまのしちねんまつり)
県指定無形民俗文化財
平成16年3月30日
船橋市(二宮神社)・千葉市・八千代市・習志野市
下総地方を代表する寄合祭りである。船橋市三山の二宮神社を中心に7年目ごとの丑年と未年に行われるので、一般に「三山の七年祭り」として知られている。9月の小祭1日間と11月の大祭3日間にわたって行われる。
この祭りの由来には、藤原時平の子孫が久々田(現習志野市津田沼の菊田神社)に流れつき、三山の神社(二宮神社)の神主として住みついたという伝承があり、周辺9社はそれぞれ下総三山の七年祭り時平の一族と結びつけられている。二宮神社が父、八王子神社(船橋市)は末子、菊田神社(習志野市)は叔父、大宮大原神社(同市)は叔母で仲人、子安神社(千葉市)は母、子守神社(同市)は子守、三代王神社(同市)は産婆、時平神社(八千代市)は長男、高津比咩神社(同市)は娘とされる。また、一説には千葉一族の馬加康胤の妻が二宮神社など4社に祈り、無事に男子を出産したことに由来するともいう。
9月の小祭では二宮神社の神輿が三山の町内を渡御し、帰還後、神楽殿で神楽が奉納される。
11月の大祭では、1日目に9社の神輿にそれぞれ「御魂移し」を行う。この時、母役の子安神社の神輿には、さらし木綿を巻きつけますが、これは妊婦の腹帯を意味する。一方、二宮神社の関係者は鷺沼の旧海岸で禊を行う。2日目は、「安産御礼大祭」で、神輿が神揃場に集まり二宮神社に練り込む。その後父、母、子守、産婆役の4社の神輿は幕張の浜に出て、竹垣の中に安置される。そして夜半から翌未明にかけて、満潮の時刻にあわせ出産の用意を整え、男女の稚児が蛤の交換をする「産屋の祭り(磯出式)」を行う。安産御礼のあとに安産祈願の「磯出式」を行うため「三山の祭りは後が先」といわれている。
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