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更新日:令和5(2023)年7月6日
ページ番号:315259
(みつぼりのどろまつりようぐおよびかんれんしりょう)
県指定有形民俗文化財
平成31年3月5日
野田市三ツ堀(香取神社)
「三ツ堀のどろ祭」は、香取神社のオビシャであるヨイモリ行事と、若者を中心とした浜降り行事で構成されており、特に後者の行事は神輿の担ぎ手が泥まみれになることで知られる。西組、南組の氏子が交代で当番となり、4月2日の夜、旦那衆が「宵盛」(祝宴)を開いて「オトウワタシ」(当番の引継ぎ)を行う。3日の昼には、若い衆の座で神輿かつぎの花婿が高盛の飯を食べさせられ、午後には神職を先頭に、鉄棒、榊山車、遠山車、鶏山車、花万度、緋羅紗纏、三階笠、小山車、四神鉾、鳥毛槍、長持、先供、神輿、囃子等が神社から神池まで練る。神輿かつぎの若い衆は、神輿と共に三度まで神池に飛び込んで、子どもたちから土塊を投げつけられ泥まみれになってもみあう。神池から神輿を担ぎあげると、利根川で洗い清め、神社に納めて終了する。
オビシャ以外の行事は平成元年を最後に休止しているが、当時の祭礼用具一式がそのままの状態で一括保存されており、それらの保存状態は、総体的に見て良好である。どろ祭用具及び関連資料は、行事の実態を伝えるとともに歴史的な背景や変遷までも知ることができる体系的な資料群である。
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