ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 海匝エリアの市 > 匝瑳市の国・県指定および国登録文化財 > 仁組獅子舞
更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:314662
(にぐみししまい)
県指定無形民俗文化財
昭和59年2月24日
匝瑳市栢田地区
江戸時代の天明年間(18世紀後半)頃、全国的な大飢饉にみまわれた際に、上総国作田村(現在の九十九里町)の住人が五穀豊穣と疫病退散を祈願して獅子舞を奉納し、これが後に栢田村に伝わったのがはじまりといわれている。獅子は狛犬型の朱塗りの獅子頭に幡幕をつけ、中に前足役、後足役各1名が入って舞う2人立ちの獅子舞である。以前は毎年1月28日の石尊講に演じられていたが、今は1月8日の初茶飯の日に行われている。この日は、地区内30戸あまりの家々を一軒ずつ回って獅子舞が舞われる。
獅子舞の演目には、「平獅子」「狂い獅子」「四ツ足」「梯子獅子」「鳥刺」「和唐内」「新和唐内」「釣り玉」等がある。中には、獅子が登場する寸劇のような構成のものもあり、観客を飽きさせない。中でも「梯子獅子」は高さ約12mもの梯子の上で獅子が曲芸を行う勇壮なものである。
また、道中の囃子としては、伊勢参り・馬鹿囃子・羯鼓囃子・ちょんき節等の曲があります。あんば囃子や俗謡をとり入れ、独特の郷土色豊かな楽曲となっている。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください