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更新日:令和6(2024)年8月29日
ページ番号:314680
(くまのじんじゃのかぐら)
県指定無形民俗文化財
昭和55年2月22日
旭市清和乙(熊野神社)
毎年3月21日、熊野神社で演じられる神楽である。元禄時代(1688~1704)に現在の形に整えられたともいわれている。明治時代初期までは社家によって奉納されていたが、その後氏子の青年達によって行われるようになり、現在は熊野神社神楽保存会によって伝承されている。熊野神社には面が12面あり、1面を一座と数えている。
当日は正午から旧神官宅でお祓いした後、神楽殿で次の13演目が演じられる。
「露払い(猿田彦)」、「児屋根命・太玉命」、「乙女」、「手力男命(岩戸開き)」、「八幡」、「荒神」、「鈿女命」、「榊葉(胡蝶の舞)」、「恵比寿(鯛釣り)」、「稲荷」、「種蒔き」、「保食神」、「七五三切り(素盞鳴命)」最後に番外として拝殿で面をつけずに、「ヒョウジョウ返し」が奉納されて夕方頃に幕を閉じる。古事記・日本書紀の神話を題材に、それらを舞踊化したいわゆる岩戸神楽、神代神楽である。舞の構成は仮面神による一人舞を基本としており、さまざまな採り物(持ち物)を使用する。囃子は笛と鋲打ち太鼓(大太鼓)、締太鼓(大皮)が用いられる。
演技、演奏とも太太神楽の古格をよく保持するとともに、農村の信仰をも融合した、地方的特色をもつ神楽といえる。
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