ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年8月21日

ページ番号:314909

浦安のお洒落踊り

(うらやすのおしゃらくおどり)

浦安のお洒落踊り

種別

県指定無形民俗文化財

指定

昭和49年3月19日

伝承地(伝承団体)

浦安市猫実・当代島・堀江(浦安お洒落保存会)

概要

 幕末から明治・大正にかけて関東、東北地方を中心に流行した手踊りで、地域によっては小念仏、万作踊り、飴屋踊りなどとも呼ばれている。浦安では踊り手が互いに競うように派手な着物や襦袢で「おしゃらく(おしゃれ)」して踊ったことから「お洒落踊り」と呼ばれるようになったという。
 昭和初期頃までは、「お十夜(十月十夜の念仏法要)」や「晦日籠り(月末の忌籠り)」などの行事があるたびに、お寺やお堂に老若男女が集まり、唄や踊りを楽しんでおり、お洒落踊りもこの時に踊られたものである。また、漁師町であった浦安では、海が荒れて漁に出られない日なども、小屋でみんなが集まりお洒落踊りを楽しんだという。
 曲目は手踊りと段物に分かれ、手踊りは下座と呼ばれる囃子方に合わせて踊るもので、段物は、狂言風の芝居仕立てになっている。唄はだいたい1人で唄い、踊り手は5~6人、囃子方は三味線が2~3人と太鼓、鉦、尺八といった編成となっている。
 主な曲としては「高砂」「木更津」「宮坂」「世直し」「下妻笠松峠」「日高川」「いちゃいちゃ踊り」「鉄火か節」「日蓮記」「新川」「地曳」「白桝粉屋」「桜づくし」「広大寺」「細田の川」「清澄」などがある。
 浦安のお洒落踊りは第二次大戦後、他の娯楽に押されて一度は廃れかけたが、昭和47年(1972)に有志が浦安お洒落保存会を結成し、消滅寸前のお洒落踊りを復活して今に受け継いでいる。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?