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更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:314800
(とらみじんく)
県指定無形民俗文化財
昭和40年4月27日
長生郡一宮町東浪見
九十九里浜の南端、太東岬をひかえた東浪見では、江戸時代初期から盛んになった地曳き網漁が人々の生活を支えてきた。ときに豊漁を喜び、ときに不漁を嘆き、神参りや祈願の行事などがしばしば行われたが、こうした寄り合うなかで、歌い継がれた「二上り甚句」という唄が、「東浪見甚句」の起源といわれている。当地に古くから伝わる民謡の一つで、特に大漁のときなど、祝いの席では、よく披露されたといわれている。
えなさ沖から飛んでくるかもめ
明日も大漁と飛んでくる
かもめ来て鳴け東浪見が浜へ
今日も大漁の旗の波
この唄は、漁師の気風を伝え、威勢よく、また、それにともなう踊りは、漁の唄にふさわしくおおらかで、力強い動きを芯にしている。騒ぎ唄としての甚句にあって、柔らかさをも込めるという基本があり、きびきびとした動きがその特徴となっている。
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