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更新日:令和2(2020)年10月7日
ページ番号:314677
(かまかずのかぐら)
県指定無形民俗文化財
昭和40年4月27日
旭市鎌数(鎌数伊勢大神宮)
毎年3月27・8日の鎌数伊勢大神宮の大祭に演じられる十二座神楽である。
かつてこの辺り一帯は椿海とよばれる湖だったが、これを干拓しようとしたところ、工事がなかなか進まなかった。そこで、伊勢神宮から御神木と御札をいただいてきたところ、そのご利益で無事に干拓を遂げることができた。これを感謝して、寛文12年(1672)に鎌数伊勢大神宮が建てられ、この神楽が奉納されるようになったといわれている。当初は神主によって奉納されていたが、大正時代頃から神楽講の神楽師によって継承されてきている。神楽師は、垢離取り(水で身を清めること)をして祭礼に臨む。
当日は神職、神楽師、稚児らによるお練り(行列)が行われ、その後、境内の神楽殿にて神楽が奉納される。
演目は、「猿田彦」「鈿女」「オカメ」「手力雄命」「八幡」「三宝荒神」「榊葉」「田ノ神」「保食神」「種子蒔」「鯛釣」「出雲切」の12座があり、このほかに「幣束の舞」と「扇の舞」という2種の稚児舞が伝承されている。楽器は、太鼓、鼓、横笛だけで、曲によって謡が入る。
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