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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:315411
(かものさんばそう)
県指定無形民俗文化財
昭和37年5月1日
南房総市加茂(賀茂神社)
毎年8月の「八朔祭り」と呼ばれる賀茂神社の祭礼で演じられる。また、当日は「加茂の花踊」と合わせて上演される。
加茂の三番叟は「倭の舞」とも呼ばれ、千歳・翁・三番叟の3役の少年によって演じられる。現在のように、少年たちによる舞となったのは、天正5年(1577)からだといわれている。舞は、はじめ翁、そして千歳、次に翁、三番叟、三番叟と千歳、最後に三番叟の順に舞われる。翁の舞では、
とうとうたらりたらりあかりららりとう
ちりやたらりたらりらたらりあがりららりとう
ところ千代までおわしませ我らも千秋さむらおお
鶴と亀との齢にて幸い心にまかせたり
とうとうたらりたらりらたらりあがりららりとう…
などと古語による祝いの詞を述べるが、これを覚えるのは、たいへん難儀をするそうである。そして、囃子方は大鼓・小鼓・笛を使って調子をとる。囃子方・後見は多くの場合、大人が就くが、ここでは少年たちも加わっており、それが加茂の三番叟の特徴にもなっている。祭りの1ヶ月前になると、少年たちは舞・演奏の猛練習に励む。かつて、7月27日は稽古マチといって、地区全体の練習日としていた。
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