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更新日:令和6(2024)年9月11日
ページ番号:315348
(おおとみのかぐら)
県指定無形民俗文化財
昭和36年6月9日
君津市大戸見(稲荷神社)
大戸見の神楽は毎年8月の第1土曜日に、旧松丘地区稲荷神社の拝殿わきの神楽殿で演じられる2人立ちの獅子舞である。地元では「獅子神楽」と呼んでいる。
獅子を舞う太夫2人を中心として、笛2人、大太鼓1人、小太鼓2人、鉦1人で構成されている。
まずは勇ましい囃子で社前に氏子連が神楽宮をかついで次々と参入する「入れ込み」を行う。その後、所定の順序に従い各組の太夫が順次神楽を奉納する。かつては何組もの神楽が舞われたが、現在は1~2組のみとなっている。
神楽の演目は、「前かがり」「おんべの舞」「鈴の舞」「くるい」「おくり」からなっており、これらは、人が次第に成長して行く過程が表現されているといわれている。最初の「前かがり」は神を招く準備とされ、一人で歩けない幼児期を表わしているともいわれている。続いて御幣を持って舞う「おんべの舞」で舞台を祓い清めて神を招く。そして「鈴の舞」の鈴の音で神が降臨する。ここまでの獅子は一人で舞うが、続く「くるい」は2人立ちで激しい動作を舞うもので、血気盛んな少年期を表現しているという。結びに「おくり」を演じて終わる。
なお囃子には、ばかばやし・さんぎりあまだれ・きりんばやし・ごばやし等の曲がある。
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