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更新日:令和5(2023)年7月6日
ページ番号:315459
(すのさきのみのこおどり)
県指定無形民俗文化財
昭和36年6月9日
館山市洲崎(洲崎神社)
洲崎のミノコオドリには「みろく踊り」と「かしま踊り」の2種の踊りがある。毎年、2月の初午と8月21日の洲崎神社の例大祭の日に、いずれも境内で奉納されています。はじめ「みろく踊り」が舞われるが、踊り手は右手に扇、左手にオンベと呼ばれる御幣を担ぎ、「ありがたや洲崎港に弥勒の船が続いた、ともえには伊勢と春日の…」といった音頭取りの踊り歌を伴奏に、輪になって手足を大きく回すようにして踊る。続いて「かしま踊り」では、オンベを地面に置き、「鹿島踊りがよくまた揃った、爺も出てみろ孫つれて…」などと歌に乗って、扇1本で同様にして踊る。現在、踊り手は、小中学生の少女たちが中心となっているが、古くは若い衆も舞ったといわれている。鹿島踊りそのものは、静岡県の伊豆半島から神奈川県の湘南地方、そして千葉県の房総半島などといった、おもに関東地方の太平洋沿岸部に多くみられる踊りだが、洲崎踊りもこれと同じく、鹿島信仰・弥勒信仰の影響を示すものとされている。
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