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更新日:令和5(2023)年4月17日
ページ番号:315134
(じょうふくじのおにまいめん)
県指定有形民俗文化財
平成15年3月28日
香取市下小堀615(浄福寺)
鬼舞は、鬼来迎とも呼ばれる利根川下流域に特徴的な芸能で、浄福寺でもかつて行われていた。
浄福寺の鬼舞は、伝承によれば33年に一度ずつ修せられてきたというが、明治時代の初めに行われたのを最後に以降はまったく廃絶してしまった。しかし、幸いにも「鬼来迎問答踟供養」と題する縁起や「鬼来迎問答引接踟供養記」という台本、そして、仮面をはじめとする用具の類がかなりまとまった状態で伝えられており、その実態をうかがうことができる。
安政2年(1855)に赤松宗旦によって記された『利根川図志』には、「浄福寺の仏事に鬼の舞と云ふあり。是も廿年に一度するわざなり。仏仮面、午頭馬頭などの仮面、いづれもいといとふるきものなりといへり」と記されている。
匝磋郡光町の広済寺の鬼来迎、成田市の迎接寺の鬼舞面と用具や台本などの芸能、資料とあわせて、この地域に流布した鬼舞の系譜をさぐるためにも、きわめて貴重な資料である。
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