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更新日:令和3(2021)年7月26日
ページ番号:315040
(らくまんじのあんざんこそだてきがんかんけいしりょう)
県指定有形民俗文化財
平成29年3月7日
成田市中里308(楽満寺)
楽満寺は成田市にある臨済宗の寺院であり、子授け・安産・子育ての祈願寺として広く知られている。当資料は、楽満寺に奉納された板絵馬19点・ガラス絵馬19点・背負観音厨子2点・如意輪観音掛軸版木2点の、4件42点である。
絵馬は、紀年銘をもつものでは江戸時代~大正時代のものが認められ、奉納者は千葉県成田市域、香取市、香取郡、茨城県稲敷郡の女人講である。絵馬の中でも、ガラス板に直接着彩されたガラス絵馬が多数含まれていることが、当資料の特徴である。厨子は、「ショイ観音」という巡行行事で使用したもので、内部に板絵馬の再利用もみられる。如意輪観音掛軸版木は、女人講に頒布する如意輪観音の掛け軸を摺るために寺で使用したものである。
これらは、かつて盛んであった利根川下流地域の女人信仰の様相と歴史を具体的に示す貴重な民俗資料である。
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