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更新日:令和7(2025)年4月30日
ページ番号:314972
(こうがじんじゃのしかめん)
県指定有形民俗文化財
昭和29年12月21日
佐倉市羽鳥1054(甲賀神社)
佐倉市羽鳥は印旛沼の西南部に広がる農村地帯である。この一帯では、古来より、春秋の彼岸や郷社の祭礼で五穀豊穣や悪魔払いのために獅子舞が舞われてきた。周辺では3人が3匹の獅子を演じる三匹獅子舞が多いが、羽鳥地区では2人で1匹の獅子を演じる2人立ちの獅子舞が伝承されている。言い伝えによれば、現在使用している獅子頭は、約200年前(江戸時代中・後期)に求めたもので、この鹿面はそれ以前に使っていたものといわれている。古い鹿面は、現在使用している獅子頭に比べて、かなり鼻が突き出た面長の形をしている。羽毛をさした痕跡がみられ、下顎部分は紛失している。
現在、一般に獅子頭というと、狛犬のような丸みを帯びた形が主流となっているが、古い時代のものほど、鼻が細長い形態をしている。「シシ舞い」のシシは当初「鹿」を指していたものと考えられている。このため、甲賀神社の鹿面は伝承とともにその形態から、千葉県内ではかなり古い型のものと思われる。
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