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更新日:平成29(2017)年2月8日

茶道式正織部流

(さどうしきせいおりべりゅう)

式正織部流茶道

種別

県指定無形文化財

指定日

昭和30年12月15日

保持者

織部桔梗会(市川市国府台(昭和44年1月10日認定))

概要

 日本の茶の湯の流れには大きく2つの系統がある。一つは一般によく知られている千利休が考案した「侘茶」で、これは私的で調和のとれた素朴さを求めるものである。一方、古田織部正重然(一説には重勝)が創案した茶の湯は公的で派手好みなものである。「式正」とは正式な、という意味で、侘茶が私的空間である草庵で点てるのに対し、織部流の茶道は公的空間である書院の茶であることを表わすものである。

 古田織部は安土・桃山時代に織田信長・豊臣秀吉に仕えた大名であり、茶人である。千利休の高弟となって利休の死後は秀吉の御伽衆を務めた。織部流茶道の特徴は侘を基調としながらも戦国大名好みの自由闊達で豪奢かつ折り目正しい趣にある。織部は自らの美的世界観を表現するために、各種工芸・建築・造園・料理などさまざまな分野で活躍し、後世に影響を残している。

 織部の死後、その茶道は豊後中川藩の家老職であった弟の古田重継に引き継がれ代々伝えられた。その後は古田家の家系は途絶え、門弟らが式正織部流茶道を引き継いだ。16代は市川市国府台に住した秋元清橘瑞阿弥が継ぎ、没後は「織部桔梗会」が伝承している。式正織部流では一切の道具をじかに畳に置くことなく盆にのせて扱い、濃茶・薄茶とも呑み回しせずに一人一茶碗を用いる。さらに点前を行う前に手巾で手を清めたり、下回りを拭く「勝手帛紗」と道具を拭く「道具帛紗」の2種類を使い分けるなどの特徴があり、万事清潔を旨とする織部の合理的精神が汲みとれる。

よくある質問

お問い合わせ

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電話番号:043-223-4082

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