ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 東葛飾エリアの市 > 柏市の国・県指定および国登録文化財 > 妙法蓮華経板木(開結とも)
更新日:令和5(2023)年12月19日
ページ番号:315250
(みょうほうれんげきょうはんぎ)
県指定有形文化財(歴史資料)
平成12年2月25日
柏市柳戸612(弘誓院)
『無量義経』『妙法蓮華教』『仏説観普賢菩薩行法経』の法華三部経を印刷するために刻字された板木である。『無量義経』が法華経の入り口という意味で開経とよばれ、『仏説観普賢菩薩行法経』が法華経の結びという意味で結経とよばれていることから、資料名は「妙法蓮華経板木(開結とも)」としている。『無量義経』は全9枚のうち6枚、『妙法蓮華経』は全76枚のうち42枚、『仏説観普賢菩薩行法経』は全7枚のうち3枚、合計51枚が残されている。サクラ材の縦25~32cm、横75~90cm、厚さ1.5~2.5cmの板に30行を基本とした経文が両面に刻字されている。
この板木は、平安時代末期に奈良興福寺で始められた春日版の系統に属するが、字体に硬直化がみられることなどから、14世紀前半の鎌倉地代末から南北朝時代のものと考えられる。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください