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更新日:令和5(2023)年10月6日

ページ番号:314964

小金牧の牧士資料

(こがねまきのもくししりょう)

小金牧の牧士資料2

 

種別

県指定有形文化財(歴史資料)

指定日

昭和50年12月12日

所在地(所有者)

白井市富塚(個人)・白井市郷土資料館保管

概要

 下総台地の小金原は、古くから馬の牧(自生馬の放牧飼育地)だった。江戸幕府は下野牧、中野牧、高田台牧、上野牧及び印西牧の小金5牧を整え、そこに牧士(牧の管理者)を配した。牧士の任命は元和2年(1616)が最初で、当初は専門技能をもつ者が5名のみ選ばれていたが、規模の拡大などに伴って後には名主などから多数任命されるようになる。本資料はそうした家の一つである、川上家に残されていたものである。

 川上家で初めて牧士を任ぜられたのは、佐倉炭の発案者としても知られる川上右仲である。右仲は寛政5年(1793)に就任し、目付牧士にまでなった。以後4代にわたって牧士、同見習に任ぜられている。川上家には多くの歴史資料が伝わっているが、中でも本資料は牧士の実態を知る上で学術的価値の高いものである。

 衣服の他、馬具、狩猟具、絵図、そして川上家をはじめ、綿貫夏右衛門支配の小金牧士7家の木村作左衛門、吉野春五朗、花野井半左衛門、吉田富蔵、湯浅隼人及び鈴木庄右衛門家の由緒書など約174点が指定されている。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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