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更新日:令和2(2020)年5月23日

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久保木竹窓遺品

(くぼきちくそういひん)

久保木竹窓遺品

種別

県指定有形文化財(歴史資料)

指定日

昭和47年9月29日

所在地(所有者)

香取市津宮(個人)

概要

保木竹窓(1762~1829)は、利根川河岸の津宮村(現香取市)に生まれ、名主を務めまるかたわら儒学者・国学者として知られ「下総に過ぎたるものが二つあり、成田不動に久保木蟠龍」とまでいわれた人である。

語・考経など儒教の研究に優れた業績を残し、「考経」の注釈書「補訂鄭註考経」は代表的な著作である。家塾を息耕堂と称し地域の人々の教育を行い、水戸藩が行方郡延方村(現潮来市)に設けた延方講釈所の講師も務めている。また、竹窓は伊能忠敬より年下であるが忠敬の漢学の師であり、地図作成の協力者でもあった。また、竹窓は書家としても知られ、伊能図の細字や佐原の山車の額などにもその事跡を残している。

窓の使用した名前は多く、諱を清淵といい、字は蟠龍・仲黙、通称を太郎右衛門といった。竹を好んだので、号として竹窓・竹陰・竹軒・竹亭などを用い、楫浦逸民・鎌浦老農・黙翁などとも称している。

品は、著書・細見記・書・記録類・愛用品など多岐にわたっている。

久保木竹窓遺品2

久保木竹窓遺品3

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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