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更新日:令和6(2024)年9月11日
ページ番号:315357
(とこしろいせきしゅつどのもくせいひん)
県指定有形文化財(考古資料)
平成18年3月14日
君津市久留里字内山 君津市立久留里城址資料館(君津市)
常代遺跡は、小糸川の下流寄りの河岸段丘に立地した遺跡で、昭和63年から平成6年まで、土地区画整理事業に伴い発掘調査が行われ、弥生時代から古墳時代前期の墓地(方形周溝墓群・円形周溝墓群)と大溝と呼ばれる埋まった川跡が調査された。弥生時代中期の幅約20m、深さ約4mの大溝から約5,000点という多量の木製品が出土し、このうち377点が実測報告され、65点が保存処理されている。
木製品は、竪杵(たてぎね)・横杵・臼・横槌(よこづち)・広鍬(ひろぐわ)・横鍬・柄振(えぶり)・一本鋤(いっぽんすき)・田下駄・大足・石斧柄・槽(ふね)・皿・杓子(しゃくし)・布巻具・火きり臼・丸木弓・鳥形・舟形・刀形・儀仗など多様な資料を含む。稲作に伴う農具から、狩猟用具、食料加工のための道具、さらには信仰や儀式のための道具などがあり、また、使われた木材の種類が多いことや、部材の使い方に、金属加工用具を使っての木製品加工の技術が普及し始めた時期の特徴が見られる。千葉県の弥生時代中期木製品を代表する重要な考古資料である。
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