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更新日:令和7(2025)年4月30日
ページ番号:314852
(えこだきんかんづかこふんしゅつどいっかついぶつ)
県指定有形文化財(考古資料)
平成9年3月21日
市原市能満1489
江子田金環塚古墳が含まれる江子田古墳群は、養老川流域に多く所在する古墳群の中で最も上流に位置している。金環塚古墳は、全長47メートルの前方後円墳で、6世紀前半代に築造されたものである。この古墳については、昭和38年(1963)に墳形と埋葬施設の発見を目的として発掘調査が行われた。発掘調査以前には瓢箪塚古墳と地元ではよばれていたが、発掘調査によって、純金製の耳環が発見されたことにより、以後金環塚古墳とよばれるようになった。
調査後、金環塚古墳は削平され、牧草地となっていたが、昭和58年(1983)に隣接する高校のグラウンド造成に伴って再び発掘調査が行われた。その結果、前回の調査で確認された盾形の周溝の外側に、幅の狭い周溝が確認され、二重の周溝をもつ古墳であったことが新たに判明した。
江子田金環塚古墳の内容は、養老川の河口近くに位置し、同時期のより規模の大きい古墳である姉崎山王山古墳の内容と比べても決して見劣りするものではない。被葬者はこの地域で重要な役割を担っており、畿内政権とも深い関わりをもっていたと考えられている。
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