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更新日:令和5(2023)年4月6日
ページ番号:315166
(いたび)
県指定有形文化財(考古資料)
平成2年3月16日
香取市大戸594(地福寺)
中央部で二つに割れているが、高さ120cm、幅36cm、厚さ6cmの下総型板碑である。主尊は金剛界大日如来種子(しゅじ)の「バン」を掲げて、上に天蓋(てんがい:仏様などの上にかざす荘厳の笠)を掲げ、左右に棒状の瓔珞(ようらく:本来は貴金属や玉をつって垂下するもの)を2段に垂らし、下に蓮の実も刻出した形の整った蓮座(れんざ)を置いている。
碑面には「光明遍照/十方世界/念仏衆生/□□不捨」と「観無量寿経」の偈頌(げじゅ:教典などにある詩文で、仏を讃えたり、仏法の真髄をのべたりしたもの)を彫り、下部には「右志者為師長父/正元〃年己未九月日/往生極楽頓證也/□僧□慶所造立也」と彫られている。正元元年(1259)9月に師と父の往生極楽を願って、追善供養のために造立したことがわかる。
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