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更新日:令和5(2023)年10月2日
ページ番号:314851
(うるしぬりこんどうそうみこし)
県指定有形文化財(工芸品)
平成6年2月22日
市原市八幡1057-1(飯香岡八幡宮)
飯香岡八幡宮は、白鳳年間の創建とされ、一国一社の国府八幡宮と呼ばれる由緒ある古社である。この神社には中世・近世・現代に、一の宮、二の宮、三の宮、若宮に4基3組計12基の神輿が奉納されている。このうち中世の神輿4基が県指定有形文化財となっている。この神輿は、一の宮の天井板墨書と神社所蔵文書によって、至徳元年(1384)に源義満(足利義満)によって4基揃いで鎌倉において制作され、寄進されたことが記録されている。以来祭礼で使用されてきたが、弘化年間(1844~47)に新しく神輿が造りかえられてからは神輿蔵で保管されてきた。一の宮の神輿が最も大きく、基台の幅が114.5cm、柱間が63.9cmである。照り起くりのある宝形造の屋根や、基台周辺の瑞垣を板玉垣とすること、柱の面積比が6分の1前後と大きいことなど、垂木や組物の形式に室町時代の建築・工芸様式がよく示されている。
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